年末の大掃除で火災予防
お家のあんなところやこんなところは大丈夫ですか?
今年も残りわずかとなり、大掃除をされるご家庭も多いのではないでしょうか? 普段では行き届かない所に潜む火災危険をこの機会に掃除し火災を未然に防ぎましょう!
コンセントのほこり
コンセントとプラグの隙間にほこりが溜まると、「トラッキング現象」により出火することがあります。 差したままのテレビや冷蔵庫のプラグを一度抜き掃除しましょう。
・コンセント周辺にほこりが溜まっている
・たこ足配線をしている
・複数もしくは長いコードを束ねている
・コードの上に家具を配置している
こんろ周りをきれいに
火災原因として、こんろによる火災が多く発生しています。グリル、換気扇、こんろ周りの油汚れに着火して火災になる危険性があります。
・こんろやレンジフードが油まみれ
・こんろ周りに物が置いてある
・こんろの火が壁に接している
・ガスのゴムホースに損傷がある
暖房器具の掃除
寒い時期に入り、暖房器具を使用する機会が増えてきます。暖房器具にほこりが溜まっていたり汚れが付着していたりすると、火災につながる恐れがあります。暖房器具をこまめに掃除し、正しい使い方を確認して、温かく快適な毎日を過ごしましょう。
・加熱部分や空気取り入れ口にほこりが溜まっている
・衣服やタオルを近くに干している
・給油する燃料の容器を近くに置いている
住宅用火災警報器の維持管理
設置から10年以上経過している場合、内蔵部品や電池が劣化している可能性があります!ボタンを押す、またはひもを引いて音を聞いてみましょう。鳴らない場合、電池切れか機器本体の故障が考えられます。
・住宅用火災警報器にほこりが溜まっている
・設置してから10年以上が経過している
大掃除で出たごみは正しい方法で処分する。
不要になったリチウムイオン電池を「可燃ごみ」や「不燃ごみ」などに混ぜて捨てることで火災になるケースが多発しています。また、スプレー缶による火災や事故は、使用中に引火して起こる火災、ガス抜き中に引火して起こる火災、ストーブの前に置いたため熱せられて爆発する事故、スプレー缶を誤って焼却したため破裂する事故など様々な状況下で発生しています。大掃除で出たごみの分別を確認し、正しい方法で処分しましょう。
住宅防火 いのちを守る 10のポイント
住宅などの財産だけでなく命までも奪う恐ろしい火災。住宅火災によって毎年約900人の方が亡くなっており、その半数が「逃げ遅れ」によるものです。また、亡くなった方の約75%を65歳以上の高齢者が占めています。住宅火災の逃げ遅れを防ぎ、命を守るために日頃から取り組むべき「住宅防火 いのちを守る 10の ポイント」を活用してください。
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更新日:2024年12月27日