移住者の声(横峯夫妻)
酪農家
横峯 庸さん・祐子さん ご夫妻
【プロフィール】
庸さん、祐子さんともに九州の出身。 庸さんは米国オレゴン州立テメケタコミュニティカレッジで森林生態学を学び、祐子さんは北海道大学農学部で畜産を学ぶ。
二人は興部町の農場で出会い、新規就農を目指し準備を進め平成23年春に根室市へ移住し酪農業をはじめる。
ご夫妻と3人の娘さんの5人家族。
なぜ、根室への移住を決意したのですか?
(横峯氏)
譲り受けた農場が根室にあったというのが理由ですが、実際に訪れてみると、まるでイギリスのような独特な風景に魅了されましたね。
北海道内も色々と回りましたが、こんな景色は他にはありません。
風連湖のすぐ横ということもあり、放牧地で牛を追っているときにも自然の素晴らしさを感じます。
移住して約半年、生活に不便はありませんか?
(横峯氏)
よく聞かれるんですが、探さないといけないくらい何もないです。
地理的な不便さは確かにあるかもしれませんが、町もある程度の規模ですので、必要なものは大体そろいますし、子供を育てる環境としても保育所もありますしね。
都会的な楽しみを求めるなら、そういう環境にはありませんが、自分たちはこういう環境を求めていたので・・・
根室の印象はいかがですか?
(横峯氏)
北海道の人は、お互い様といった意識が強いように思うのですが、根室はそれが特に強いような気がします。「自分のため」とか、「他人のため」といった感覚の壁がないような気がしますね。
例えば、夏の牧草収穫の時期に雨が降りそうなときなどは「大丈夫か?」と声をかけてくれたり、何も頼んでいないのに、実際に作業を手伝っていただいたり、周りの皆さんが気にかけてくれているという感覚が強いです。
3人の女の子を子育て中ということですが
(横峯氏)
自然の中で伸び伸びと子育てができる、これ以上の環境はないと感じています。
都会を否定するわけではありませんが、人間関係が希薄といわれる都会での暮らしに疑問を感じていました。近所の人とも家族的な環境を築けるなど、そういうことは何事にも代えがたいものですね。若い人はそのような生活を望んでいる人が多いと思いますよ。
これから何かやってみたいことはありますか?
(横峯氏)
今は就農したばかりで、あまり時間が取れず、やりたいことがあってもできない状況にありますが、これからある程度余裕ができて、自分たちの時間が取れるようになれば、家族でフットパスを歩いたりして、根室の自然を満喫したいと思います。
最後に、根室に移住を考えている方に一言お願いします。
(横峯氏)
北海道の冬は敬遠される方も多いですが、根室は北海道中でも雪が少なく、気温が高く天気のいい日も多く、とても明るく感じます。
北海道へ移住するなら根室市をオススメしますよ。
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更新日:2018年03月01日