地震による火災対策について
地震による家屋の倒壊や家具の転倒により、ガス管や電気配線が破損したり、ストーブなどの暖房器具に可燃物が接触することにより火災が発生します。また、地震による停電が復旧した際、スイッチが切れていない電気機器が通電状態となり、火災となる通電火災も多く発生します。
東日本大震災によって発生した火災のうち、原因が特定された火災108件の過半数が電気関係による火災でした。
事前の対策
- 住まいの耐震性を確保する
- 家具等の転倒防止対策(固定)行う
- 感震ブレーカーを設置する
- ストーブ等の暖房機器の周辺は整理整頓し、可燃物は近くに置かない
- 住宅用消火器を設置し、使用方法について確認する
- 住宅用火災警報器を設置する
地震直後の行動
- 停電中は電化製品のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く
- 石油ストーブやファンヒーターからの油漏れの有無を確認する
- 避難するときは、ブレーカーを落とす
地震からしばらくして
(電気やガスの復旧、避難からもどったら)
- ガス機器、電化製品及び石油器具の使用を再開するときは、機器に破損がないこと、近くに燃えやすいものがないことを確認する
- 再通電後は、しばらく電化製品に煙やにおいなどの異常がないか注意を払う
日頃からの対策
- 消防団や自主防災組織などへ参加する
- 地域の防災訓練へ参加するなどし、発生時の対応要領の習熟を図る
地震火災を防ぐためには、感震ブレーカーの設置や家具類の転倒防止対策、安全装置を備えた火気器具を設置するなどの出火防止対策に加え、住宅用火災警報器、住宅用消火器、エアゾール式簡易消火具などの設置といった火災の早期覚知・初期消火対策や地域の防災訓練や自主防災組織への参加といった、地域ぐるみの防火対策が重要です。 日常での地震火災対策を防ぐポイントを確認しましょう。
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更新日:2025年06月05日