ペットの火災にご注意ください

近年、室内で動物を飼う人が増えています。その室内のペットが原因で、火災が発生することがありますので注意が必要です。

室内で遊ばせるときは目を離さない。外出をするときは放し飼いにしない。ストーブを着けたまま外出しないなどの予防をしましょう。火災予防に努めることが、大切なペットの安全を守ることにもつながります。

1 ガスこんろ

 こんろの上や流し台にペットが乗ろうとした際、はずみで点火ボタンを押してしまい、こんろの火が着いたことで火災が発生する事例が起きています。

・ガスこんろを使用しないときは、元栓を閉める。

・ガスこんろのチャイルドロック機能など、誤作動防止機能を習慣的に使用する。

・こんろの周囲に燃えやすいものを置かない。

2 暖房器具

  室内で遊んでいたペットが、衣類やタオルなどをストーブの近くへ引きずっていったため、その衣類等に着火してしまったりして、火災が発生することがあります。ストーブ等の暖房器具は、柵や転倒防止の措置をするとともに、燃えやすいものを近くに置かないようにしましょう。

3 ペットの尿で出火することも

 ペットの尿が、壁付コンセントやテーブルタップ等にかかると、コンセントと電源プラグの接続部でトラッキング現象が発生しやすく、発火の危険性が高くなります。

・ペットのトイレの近くには電気機器を置かないようにし、壁付コンセントなどにカバーをするなどの対策をしましょう。

・もし尿がかかってしまった場合は、すぐにコンセントから電源プラグを外してください。

4 噛む動物に注意

犬やハムスター、プレーリードッグといった噛む習性のある動物を室内で遊ばせると、電化製品の電源コードや延長コードを噛んでしまい、断線してショートし、火災が発生することがあります。意外なところでは、噛み癖のある犬が、スマートフォンのバッテリー内部がショートして火災が発生した事例があります。

・これらの動物を室内で遊ばせる場合は、飼い主が目を離さず、バリケードやサークル等を使用して、家具の裏やベッドの下など入りこまないよう注意しましょう。

◆ 事故事例

・飼い主が不在時に、室内で飼っていた猫がガスこんろのスイッチに触れ、こんろが点火し、製品及び周辺を焼損した。

・室内で飼っていた猫がファクシミリに尿をかけたため、内部の電気部品でトラッキングが発生し、製品及び周辺を焼損した。

・飼い主が充電後に放置していたリチウムイオンバッテリーを犬が噛み、バッテリー及び周辺を焼損した。

・室内で飼っていたペットが暖房器具と可燃物を接触させ、火災が発生した。

 

事故を防止するための注意点

1.出かける際はガスこんろの元栓を閉め、IHコンロ、電気コンロの主電源を切る。

2.操作ボタンをロックする機能がある場合は使用する。

3.目を離す際や出掛ける際は、ペットをケージに入れる。

4.こんろや暖房器具の周りに、可燃物やペットの興味を引くものを放置しない。

5.IHコンロのトッププレート上に金属製の鍋やボウルなどを放置しない。

6.電気製品を使用しないときはプラグを抜いて、ペットの行動範囲外に保管する。

7.ペットが好む排尿場所付近に電気製品を置かない。

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更新日:2024年04月23日