根室湾中部漁業協同組合 カキ養殖漁業部会の取り組みについて

カキの写真

 根室湾中漁業協同組合 カキ養殖漁業部会では、安全・安心な根室産カキをお届けするため、カキの浄化処理や各種衛生検査、サイズ選別等を徹底して実施しています。

 「根室のかき」の美味しさと安全・安心のこだわり、美味しさを引き立てる料理法をご紹介します。

(1)「根室のかき」の美味しさのこだわりを紹介します。

漁師

「根室のかき」は根室半島の温根沼で生産されたカキです。
温根沼は野付風蓮道立自然公園にも指定され、野鳥の宝庫として有名なすばらしい自然環境で育ったカキです。

温根沼(JPEG:44.7KB)

漁

「根室のかき」は身入りの良さが自慢です。部会員が身入り状況を確認し、身入りが良くなければ出荷しません。
最も身入りが良いのは産卵期前後の11月〜12月頃と6月頃です。

汚れ落とし

「根室のかき」は一つ一つていねいに殻の汚れを落とし、Mサイズ(約90〜140グラム)とLサイズ(約140グラム以上)に選別してから出荷します。
小さいカキは出荷しません。

(2)「根室のかき」の安全・安心のこだわりを紹介します。

殺菌

「根室のかき」はオゾン殺菌海水による48時間浄化処理を実施しています。

カキ検査

「根室のかき」は貝毒検査とノロウイルス検査を定期的に実施しています。

カキ剥き終わり

「根室のかき」はすべて生食用です。もちろん100%根室産のかきです。

(3)浜のかあさん達がおすすめする「根室のかき」の美味しさを引き立てる料理法を紹介します。

「根室のかき」のおすすめの調理方法をご紹介いたします。

殻付きかきの簡単調理法(かき殻のむき方と生がきの食べ方)

かきむき1
  1. まな板等の上にかきを置く。このときにかき殻の平らな面を上側に、蝶番の部分が左側になるように置く。
  2. 画像のように、ペンチ等を使ってかき殻をつぶし、バターナイフ等を差し込んで貝柱を切断するための隙間を作る。
かきむき2
  1. 隙間にバターナイフ等を差し込んで貝柱を切断する。上面の殻の内側と貝柱の接着面付近を切断すると、上面の殻がきれいに外れる。
  2. つぶしたかき殻が混入している場合があるので、薄い食塩水でよく洗浄する。
  3. 剥き身にする場合はバターナイフ等を差し込んで下面の殻の内側と貝柱の接着面付近を切断する。
かきむき3

剥き身にしたかきは薄い食塩水で軽く水洗いする。大根おろしを使って洗うと汚れが良く落ちる。

キッチンペーパー等で水気を取ってから、酢の物、お寿司、サラダ、フライ、炊き込みご飯などお好みの料理でお楽しみ下さい。

作業の際は、かき殻やバターナイフ等で怪我をしないように十分ご注意願います。必要に応じて軍手等をはめてから作業をして下さい。

むしがき

蒸がき

作り方

(1)薄い食塩水でかきを殻ごと良く洗う。

(2)かき殻の平らな面を上側にしてフライパンに並べる。

(3)白ワインやお酒を振りかけて中火で蓋をして蒸し焼きにする。

(4)殻が開き、かきの身に火が通ったら食べ頃です。

加熱後はすぐにお召し上がり下さい。加熱が十分ではないもの、室温で長時間放置したものは、お召し上がりにならないようご注意願います。

かきグラタン

かきのグラタン

材料(4人前)

(1)かき 300グラム

(2)玉ねぎ 中半分

(3)ほうれん草 4分の1束

(4)しめじ 1パック

(5)ホワイトソース(バター大さじ3、小麦粉大さじ3、牛乳3カップ)

調味料(4人前)

(1)塩・胡椒 少々

(2)とろけるチーズ 大さじ4

(3)ワイン 大さじ2

(4)サラダ油 少々

(5)バター 30グラム

作り方

(1)かきは流水ですすぎ、ザルで水を切り、塩・胡椒を振っておく。

(2)玉ねぎは薄切り、しめじは石突きを取って小分けにする。ほうれん草は2センチメートル程度に切っておく。

(3)フライパンにバター20グラムを溶かし、かきを炒める。ワインを加え、蒸し焼きにし(後から水分が出ないよう)、完全に火が通ったら汁ごと皿に取る。

(4)同じフライパンをペーパーで拭き、油をひいて野菜をさっと炒める。(かきの汁を加える)。

(5)グラタン皿にバターを10グラム塗り、野菜、その上にかきをのせ、ホワイトソースを入れる。

(6)とろけるチーズ・パン粉をのせ、焦げ目が付くまで約10分前後焼いて出来上がり。

 

かきカレー

かきのカレーライス

材料(4人前)

(1)かき 300グラム

(2)じゃがいも 小3個

(3)人参 小1本

(4)玉ねぎ 中1個

(5)しめじ 1パック

(6)カレー粉 4人分

作り方

(1)かきを流水で軽くすすぎ、ザルに上げて水気を切っておく。

(2)じゃがいもは一口大、人参はサイコロ型、玉ねぎは細切り、しめじは石突きを取って小分けにしておく。

(3)玉ねぎをきつね色になるまで炒め、その後、じゃがいもと人参を加えて外側が透き通るまで炒める。

(4)火が通ったらヒタヒタまで水を入れて煮る。

(5)野菜が煮えたらかきを加え、プックリしたところでカレー粉を入れ火を止めて溶かす。

(6)味を整えて出来上がり。必要であれば隠し味にりんご、チョコ他を加える。

かきすき

かきのすき焼き風

材料(4人前)

(1)かき 300グラム

(2)長ねぎ 2〜3本

(3)白滝 1袋

(4)焼き豆腐 1丁

(5)えのき 1袋

(6)卵 4個

割り下の材料

(1)酒 大さじ4

(2)砂糖 大さじ2

(3)醤油 大さじ6

(4)ほんだし 小さじ1

(5)みりん 大さじ6

(6)水 2分の1カップ(鍋でひと煮立ちさせる)

作り方

(1)かきは流水ですすいで、ザルで水気を切っておく。

(2)ねぎは斜め切り、白滝はさっとお湯にくぐらせる(長いので適当に切っておく)。

(3)焼き豆腐は一口大に、えのきは石突きまで切り落とし、適度にほぐす。

(4)割り下を作っておく。

(5)鍋に油をひき、少量のねぎを炒めて香りをだし、かきを加えてさっと火を通し割り下を入れる。

(6)煮立ったら他の材料(豆腐は後から)を入れて出来上がり。(卵を付けて食べる時は味付けを濃い目にする。)

かきじる

かきの湯豆腐

材料(4人前)

(1)かき 300グラム

(2)豆腐 2丁

(3)長ねぎ 薬味程度

 

 

 

割り下の材料

(1)昆布12×10センチメートル

(2)めんつゆ おたま2つ

(3)お酒 おたま1つ

(4)ハイミー 少々

 

 

作り方

(1)土鍋にこんぶでだしを取っておく。

(2)煮立ったらお酒を入れ、その中にかきを入れる。

(3)さっと火が通ったらめんつゆを入れて味を見る。

(4)豆腐を加え、沸騰しない程度にコトコト煮る。

(5)最後に味を整えてからねぎを放し、小鉢でいただく。(残った汁で、雑炊やそうめんにしても美味しい。)

更新日:2018年10月17日