人権の尊重

 人権とは、誰もが生まれながらにして持っている、人間として幸せに生きていくための権利です。憲法第11条では、基本的人権を、「侵すことのできない永久の権利」として国民に与えられると宣言しています。第25条では、生存権を保障し、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と記しています。

 根室市でも、基本的人権が尊重され、市民が幸せに暮らせるよう様々な取り組みを進めています。

人権の問題

 人権問題は多岐に渡ります。人種、性別、年齢、容姿、障がいの有無など目に見える「表層差別」と、血液型、性的少数者、文化、同和、宗教、学歴、職業、財産など目に見えない「深層差別」がありますが、ここには書ききれない様々な差別が存在しています。

 また、近年では、SNSを利用した人権侵害も増えており問題視されています。

人権が尊重される社会への取り組み

 人権が尊重される社会の実現に向けた、根室市の取り組みの一部を紹介します。

人権の花事業

 市内の学校の協力を得ながら、花を植栽・生育させることを通じて児童生徒に対し、生命の大切さを感じる情操を豊かにし優しい思いやりの心を育むことを目指しています。

 令和6年度は、8校の児童生徒と保護者、教職員384名が取り組みました。また、おちいし義務教育学校では贈呈式を実施し、根室人権擁護委員協議会から花の苗と花壇用の看板が送られました。

おちいし義務教育学校での贈呈式

おちいし義務教育学校での「人権の花」贈呈式の様子

おちいし義務教育学校での植栽活動

おちいし義務教育学校での植栽活動の様子

光洋中学校での植栽活動

光洋中学校での植栽活動の様子

人権映画事業

 根室市では、市民一人ひとりが人権について考え、年齢や国籍、性的指向など多様性を尊重し、誰もが幸福を感じて暮らせるダイバーシティの実現を目指すことを目的とし、『令和6年度「‘思いやり'を考える映画上映会」事業』を実施します。
 上映会に選定した映画は「カランコエの花」です。
 この映画は、身近に存在する性的少数者との向き合い方を題材にし、39分の中で「無意識な差別」を今田美桜さんや笠松将さん等が表現している作品です。
 「思いやり」とは何なのか?自分の行動は「本当に相手のためになっていたのか?」そんなことを考えるきっかけになると思います。ぜひ、ご覧ください。

人権標語事業

 根室市では、人権を尊重するまちを目指し、人権に関する標語を市民のみなさんから募集し、優秀な標語について、今後の市の啓発活動に活用することを計画しました。

 詳細につきましてはこちらをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部生活環境課

〒087-8711
北海道根室市常盤町2丁目27番地
根室市役所 1階
電話番号:0153-23-6111(代表) 

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更新日:2025年03月10日