9月29日 市長2期目就任のごあいさつ

根室市長 石垣 雅敏

根室市長 石垣 雅敏

温故拓新 この正念場をみなさんと共に拓く


 このたびの市長選挙におきまして、引き続き2期目の市政を担わせていただくこととなりました。温かいご支援を賜りました、多くの市民皆様をはじめ、産業経済界などの皆様に心から感謝を申し上げます。

 改めて、市政のかじ取り役を担うこと、その職責の重さに身が引き締まる思いであります。顧みますと4年前、北海道胆振東部地震によりブラックアウトとなった中、強い産業とくらしの安全などを訴え、スタートした1期目。誰も経験したことのないコロナ禍。道東太平洋沿岸で発生した赤潮による漁業被害。また、ウクライナ侵攻によりこれまで積み上げてきた日ロ関係は崩れ、平和条約交渉などが停止し続けている状況にあるなど、これまで考えたこともなかった事態に対峙し続ける4年間でありました。同時に、様々な場面で感じたこと、根室市民皆様のまちを愛する熱い思いと、市へのあたたかい応援は、大きな支えでありました。

 さて、日本全体が多くの問題を抱える中、とりわけ本市においては災害対策、人口減少や漁獲不振、新型コロナウイルスとの闘い、北方領土問題など、これまでにも増して超えるべき課題や厳しい案件が立ちはだかっており、まさに正念場であります。

 今回の選挙で私は、市政推進に関する基本姿勢として、「くらしを支える、物価高・コロナ対応」、「強く、活力ある産業をつくる」、「安心実現、子育て・医療・福祉の充実」、「未来を拓く、人づくり・文化の継承」、「今こそ、北方領土・巨大地震対策の強化」という政策目標5本柱に26重点施策と、130のまちづくりの主な施策を掲げさせていただきました。

 市民皆様とお約束したこれらの施策を実行に移し、「市民誰もが住み慣れた根室で生き生きと暮らすことができるまち」の実現に向け、今後も市政執行を進めてまいります。

 「温故拓新」。根室市の今があるのは先達が開拓してきた、「生産活動」とそれを支える「技術」、そして長年にわたり培ってきた「知恵」と「文化」と「信用」の積み重ねです。古きを温ねて新しきを拓く。先達の思いの源流を訪ねると、私たち「故郷・根室」の新しい姿もそこに見出すことができると考えます。

 この待ったなしの正念場を市民皆様とともに根室の未来を拓くため、全力で取り組んでまいりますので、今後ともご支援とご協力をお願いいたします。

更新日:2022年10月05日