「根室市地域公共交通計画」の策定
【策定の目的】
地域公共交通を取り巻く情勢は、人口減少、少子高齢化の進行、自家用車の普及など社会情勢の変化に伴う利用者の減少や、慢性的な乗務員不足及び乗務員の高齢化など、極めて厳しい状況となっており、地域公共交通を維持・確保していくためには、交通事業者の経営努力のみならず行政、市民、各種団体、企業等、地域全体が課題をあらためて認識するとともに、地域一体となった利用促進の取組が欠かせません。
このような状況の中、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律」が、令和2年(2020年)6月3日に交付、同年11月27日に施行され、全ての地方公共団体において地域交通に関する基本計画となる地域公共交通計画の策定が努力義務化されました。
計画には、まちづくりと連携した公共交通ネットワークの再構築を図るため、既存バス路線やスクールバスなどの多様な輸送資源の総動員のあり方を検討する必要性が高まっています。
また、根室市では人口減少・少子高齢化が進行する中、路線バスの利用者数が平成28年(2016年)をピークに年々減少しており、特に郊外部の路線は維持が困難な状況となっています。
このような背景のもと、根室市では市民へのアンケート調査や意見交換会の開催、市内を運行している路線バスの乗降調査など、各種調査を実施しながら、路線バス、ハイヤー、JRなどの既存移動手段の実態について把握してきました。
現状やニーズを踏まえて、既存公共交通の維持に加え、新たな交通手段(区域運行・予約運行(デマンド)型・AIなどのICTの活用などによる新しい公共交通)導入の可能性を含め、多様な輸送手段を活用した総合的な交通体系の構築による公共交通空白地域への支援や交通弱者の移動円滑化等の持続可能な輸送支援を目的として、根室市地域公共交通計画を策定します。
【計画の区域】
根室市全域
【計画の期間】
令和5年度(2023年度)から令和9年度(2027年度)の5年間
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更新日:2023年06月13日