34 港線跡地

港線跡地
根室市の史跡標柱
番号 名称 現在の建物 現在地 設置年度
34 港線跡地 ふれあい広場公園 月見町 平成6年度

概要

港線(通称臨港線)は根室駅と根室港とを結ぶために昭和9年8月12日根室港駅(貨物駅)とともに誕生した。根室港駅は現根室漁協横に位置し、区間キロメートルであった。
取り扱い貨物は、戦前は根室や千島からの鮮魚貝類や蟹缶詰、硫黄鉱石等を送り出し、木材や石炭、塩等根室、千島への生活物資を受け入れた。戦時中は軍事物資が多く、戦後は根室で水揚げされた鮮魚貝類、野菜を主に発送し、塩、木材、缶詰の空缶等が主に運ばれてきた。
使用されていた機関車は、C12やC58で、根室本線を走行していた車両が根室駅での発着に合わせて貨物を運んでいた。しかし、漁獲高の落ち込みや、冷凍技術の進歩、トラック輸送の普及等輸送形態の変化を受け、昭和40年9月30日に根室港駅とともに廃止となった。
現在は線路跡だけが当時の賑わいを偲ばせている。

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更新日:2019年11月08日