根室産ホタテミニ百科
ホタテはおいしくて健康に良い食品です
「活きたままで刺身で味わうのはもちろん、
様々な料理でおいしく食べられる根室のホタテ貝」
ホタテはなぜおいしいのか?
ホタテ貝柱の成分のうち、おおよそ20%がタンパク質、0.8%が脂質で、高タンパク低カロリーのヘルシー食品です。
ホタテ貝柱には、さわやかな甘味やうま味を感じるアミノ酸が多く含まれています。その他にもうま味を感じるコハク酸やイノシン酸も含まれており、甘味とうま味が調和したおいしい魚介類です。
ホタテはなぜ健康に良いのか?
ホタテ貝に含まれるアミノ酸には、健康に良いとされる栄養素のタウリンが多く含まれています。この成分は、畜肉や野菜にはほとんど含まれていません。
タウリンは栄養ドリンク剤でおなじみのもので、疲労回復や血圧の正常化、動脈硬化の予防、コレステロール値の低下、血糖値上昇抑制などの体によい効果があり、生活習慣病の予防になります。
ホタテは体に不可欠なアミノ酸も豊富!
人体の筋肉などはおおよそ20種類のアミノ酸からなるタンパク質などで構成されていますが、そのうちの数種類のアミノ酸は体内で全くあるいはほとんど合成できません。これらを必須アミノ酸と呼びますが、これらの必須アミノ酸は食べ物から積極的に摂取しなければなりません。
ホタテ貝には、北海道ではおなじみのアサリ、カキ、ツブなどと同様、必須アミノ酸が多く含まれており、ホタテ貝を食べることで体内に必要不可欠な栄養成分も摂取できます。
根室のホタテは大切に守り育てられています
卸売市場におけるホタテ貝の水揚げ作業
ホタテはどんな貝?
日本のホタテは、二枚貝綱ウグイス科イタヤガイ科に属し、世界には約300種類のホタテ貝の仲間がいます。水深10〜30mの砂泥質の海底で生活しています。主に、東北地方以北の日本海やオホーツク海、噴火湾など北海道全域に分布しています。
根室のホタテは新鮮!
根室海域のホタテ貝は、春(4〜6月)と秋(11〜12月)に漁獲されます。海底に生息しているホタテ貝は桁曳きという漁法で漁獲され、その日のうちに地元の卸売市場に水揚げされます。
漁獲された根室のホタテは、活きたまま市内の加工業者や鮮魚店を経由して、全国各地に出荷・加工されるので、鮮度が良いのです。
根室のホタテを守るために!
ホタテ漁業を行っている漁業者は、貴重な海の財産を守るため、ホタテ稚貝を放流し、十分に成長した頃に漁獲する作り育てる漁業にも取り組んでいます。
ホタテ資源を乱獲することなく、持続的に利用していくために、漁業者は日々努力しているのです。
根室半島周辺海域のホタテ漁場
ホタテ貝の漁業生産状況
年度 | 生産数量 | 生産金額 |
---|---|---|
平成10年 | 3,182トン | 579,991千円 |
平成11年 | 4,360トン | 845,436千円 |
平成12年 | 3,466トン | 692,887千円 |
平成13年 | 3,183トン | 644,247千円 |
平成14年 | 3,581トン | 480,204千円 |
平成15年 | 2,920トン | 236,189千円 |
資料:北海道水産現勢
根室のおいしいホタテを食べましょう
根室市取得特許により製造されたホタテ加工品
市内の加工業者が製造販売しているこの製品は、第55回全国水産加工たべもの展大阪府知事賞を受賞しました
根室のホタテは鮮度が良くておいしい!
鮮度の良い根室のホタテ貝は生のまま刺身で食べるのはもちろん、様々な料理が楽しめる自慢の食材です。
根室市内の鮮魚店や道の駅・スワン44でも、活きたままの貝付きホタテ貝はもちろん、市内の加工業者が製造したホタテ加工品(ほたて具水煮缶詰・冷凍ホタテ貝柱など)が入手できます。
おいしいホタテ加工品を開発しました
これらの加工品の中で根室市水産加工振興センターが開発、取得した特許(発明名称:ホタテ貝柱加工食品の製造方法、特許第3600840号)を利用した製品があります。薄くスライスしたホタテ貝柱を乾燥し、サンマ魚醤油や昆布塩で味付け後、再度乾燥後にヒートプレスという特殊な加工機械を用いて、製造した製品があります。薄く伸ばされてやわらかく食べやすく、ホタテ貝柱の独特な甘味やうま味がギュッと濃縮された製品です。一度食べると止まらなくなる味です。ぜひご賞味下さい。
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更新日:2018年03月01日