ヒグマの糞の見分け方について
他市町村において、ヒグマによる人身事故や市街地での目撃が多く報道されています。
根室でも、ヒグマの存在を感じる機会として多いのは糞などの痕跡を通してではないでしょうか。
ヒグマの糞の見分け方として、
俵状で径が7cmから8cmと大きめです。
消化力がないため、食べたものがそのままに近い状態で出てきます。
写真1.植物を食べたヒグマの糞
葉の繊維や種がそのまま残っています。
写真.2 どんぐりを食べたヒグマの糞
どんぐりの殻やかけらが残ります。
ヒグマの糞とよく間違われるのはエゾシカのペースト状の糞です。
写真3.エゾシカのペースト状の糞
ヒグマの糞とエゾシカの糞の見分ける方法として、2つに割ってみることです。
写真4.エゾシカの糞を割ったもの
エゾシカは植物をすり鉢のように溝のできた歯で細かくすりつぶし消化するので、植物の繊維は細かく均一にすりつぶされています。
動物の糞を見つけ、ヒグマのものかな?と思ったら、まず糞をよく観察してみてください。
見分けることが困難な場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。また、ヒグマの目撃や痕跡等を発見した場合もご報告をお願いします。
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更新日:2023年06月05日