2021(令和3)年12月1日-3日 北方領土返還要求中央アピール行動
【「運動はじまりの日」に原点の声を発信】
12月1日は、昭和20年、終戦当時の根室町長であった安藤石典町長が、戦後の混乱期にいち早くGHQの最高司令官マッカーサー元帥に対し、北方領土問題の解決を訴える陳情書を提出した日であることから『北方領土返還要求運動原点の日』とされています。この日にあわせ、根室管内1市4町は、都内で『北方領土返還要求中央アピール行動』を実施しました。
コロナ禍前は、元島民をはじめ、全国から500人が東京・日比谷公園に集結し、早期解決と平和条約締結を訴えるアピール行進を行ってきましたが、行進は感染対策のため2年連続での中止に。北方領土に関するパネル展と岸田首相への面会のみ行いました。
パネル展では、新宿駅西口イベント広場を会場に、領土問題の歴史的経緯などをまとめたパネル100展のほか、四島に生息する生き物のはく製やジオラマなどを展示。駅を利用する約1万8千人が来場し、足を止めてパネルを読み込むなど、理解を深めていただきました。
首相面会では1市4町の首長らが訪問。石垣市長は元島民の高齢化や既に6割の方が他界されたことに触れ、「一歩でも二歩でも進めてほしいというのが、元島民や関係者の切なる思いだ。」と訴え、岸田首相は「決して次世代に先送りするということを考えてはならない、という思いで取り組む」と答えていただきました。
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更新日:2022年01月06日