2021(令和3)年5月10日 チシマザクラ標本木の「開花宣言」を発表
【根室のチシマザクラ開花宣言発表】
「日本一遅咲き」で知られる根室のチシマザクラ。本日(5/10)、開花宣言の基準となる5~6輪以上の開花を標本木で確認したため「開花宣言」を発表しました。
根室測候所廃止に伴い、平成23年1月より根室市と根室市観光協会が季節観測を引き継いでおり、今年の桜の開花観測は5月6日より旧測候所標本木にて実施していました。
本日(5/10)午前10時、市と市観光協会の担当者、アドバイザーとして協力いただいている元気象庁職員の船山岩雄さんが根室合同庁舎前庭の標本木に参集。開花宣言を行い、3月11日に広島でスタートした桜前線は約2カ月かけて終着駅へ到着しました。
昨年は平年値より9日早い、5月9日に標本木の開花を発表。9年ぶりに「日本一遅咲き」の冠を譲っていましたが、今年の開花日は、昨年より1日遅い開花の発表となり、日本一遅い桜の開花となっています。
今年は全国的に桜の開花が早かった中、船山さんは札幌の開花が4月22日だったことに触れ、「例年、札幌の開花から約10日後に根室のチシマザクラが開花するので、記録的な早さになるかと思った。」と話し、「5月に入ってからは寒い日が続き、雪が降る日もあった。結果、昨年同様の開花になった。」と今年の開花を講評しました。
標本木は今週中にも見ごろを迎える見通しです。
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更新日:2022年01月06日