2021(令和3)年5月18日 サカイツツジが開花
【「日本で落石岬にしか咲かない花」サカイツツジが今年も花を付けました】
日本では落石岬にしか咲かないサカイツツジ。
サハリンの旧日ソ国境付近で見つかったことから、「サカイ」と名がついたとされ、落石岬以外の場所での分布南限は根室より、はるか北のサハリンの北度50度周辺の地域になります。
市歴史と自然の資料館によると、サカイツツジは氷河期に広く分布し、繁栄していた生物が、気候が温暖になるに従い生息環境が縮小し、分布を狭め、高い山などに取り残された氷河期の『遺存種(レリック)』と言われる生物の一つ。春から夏に霧が入り、根室の中でも特に冷涼な落石岬だからこそ、生育し続けることができたと考えられるとのことです。

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更新日:2022年01月06日