2021(令和3)年6月15日 厚床中すずらん贈り
【コロナ禍で伝統つなぐ】
「根室を訪れた記念に」とJRの乗客へすずらんを手渡す、厚床中学校の「すずらん贈り」。昭和38年から続く伝統行事は例年、厚床駅に停車中の列車へ生徒が乗り込み手渡していますが、新型コロナ流行した昨年は、車窓越しの配布に。そして今年はさらなる感染対策として、花をJR根室駅に預け、駅員から贈る形で伝統がつながれました。
15日、厚床中学校教員から校庭に自生する「すずらん」、生徒14名のメッセージ入りの「しおり」、3年生が制作した厚床地域を紹介する内容の「厚床新聞」がJR根室駅に預けられると、受け取った薄井冠一根室駅長は「責任を持って乗客へ届けたい」と話していました。
生徒たちの思いが詰まったすずらんは、翌日、駅員の手から乗客に贈られ、車内は旅の疲れを癒す優しい香りに包まれていました。
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更新日:2022年01月06日