2021(令和3)年7月14日 ベニザケ海中飼育予備試験種苗放流

【3年目の試験を開始】

 市内4漁協と根室市でつくる市ベニザケ養殖協議会が取り組む養殖の実証試験が今年も始まり、根室港内に設置した生けすに平均体長26cmと稚魚約200尾を放流しました。

 ベニザケ養殖は平成28年に禁止となったロシア200海里水域内さけます流し網の対策として、一昨年から事業化に向けた実証試験が行われています。

 今年度は昨年までの試験を踏まえて、酸素供給量が増えることを狙い、水の入れ替えが多い港内の北防波堤側へ生けすを移動。また、これまでの生残率低下の要因が高水温によるものかを検証するため、水産研究所にて18℃以下の水温で飼育し、生残・成長の比較をするほか、稚魚を早い段階で淡水から海水へ移し、病気の発生を抑えられるかの試験も今後予定しています。

 水産研究所は、これまでの試験で明確になってきた課題を一つずつクリアしていき、将来的な事業化を含め、国内初の海面養殖の実現を目指していきたい。としています。

ベニザケ海中飼育予備試験
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更新日:2022年01月06日