2021(令和3)年10月17日 北方領土物故者慰霊祭
【来年こそは墓前に手を】
新型コロナの影響で2年連続で北方領土へのビザなし渡航が全面中止となった中、千島連盟根室支部は四島に眠る祖先を弔う慰霊祭を納沙布岬の北方領土資料館で開催しました。
元島民21人を含む72人が参加。宮谷内亮一支部長は2年連続のビザなし中止について「私たちには4年にも5年にも思えるつらい気持ち。故郷に眠る肉親もどんなに待ち望んでいるかと思うと心が痛む。」と追悼の辞を述べ、石垣市長は「故郷に眠る先人、故郷返還に取り組んできた先達が天にあって北方領土返還実現を見守り賜うことを念ずる」と慰霊の言葉とともに、解決の日まで返還要求運動を邁進することを誓いました。
その後、読経にあわせ参列者は物故者位牌に焼香し、閉式後、元島民らは冷たい風吹く野外に立ち、指呼の間に望む島影に哀悼の想いを込め手を合わせました。
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更新日:2022年01月06日