2024(令和6)年2月14日 北方領土問題啓発推進講演会

【交流事業の積み重ねと展望を学ぶ】

ロシアによるウクライナ侵攻以降、大変厳しい日ロ関係が続く中、領土問題の啓発や今後の四島交流事業の展望を考える機会として、ロシア語通訳・翻訳者の佐藤史郎さんを招いた講演会が開かれ、市民110人が熱心に聞き入りました。

佐藤さんは1983年、日ソ学院(現:東京ロシア語学院)本科を卒業後、モスクワ留学、モスクワ放送局での勤務などを経て1994年から北方四島関係の通訳として活動し、ビザなし訪問等へ通算150回以上参加されています。

長年、ロシア人と関わってきた経験から、その人柄について「日本人が全く予期していないところを見ていて、思いがけないところからロシア人は動く。先方が見たいのは正直な所」と解説。また、「四島在住ロシア人は分からないふりをしているだけで、元島民らの思いを理解している」と話しました。

1992年に始まったビザなし交流については「これまでの交流で大きなものをロシア側にも残している。互いの良い所を理解し合えるようになった」と交流事業が果たしてきたその意義を強調されていました。

北方領土問題啓発推進講演会
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更新日:2024年02月16日