2023(令和5)年12月1日-3日 北方領土返還要求中央アピール行動

【1日も早い北方領土問題の解決を】

北方領土の早期返還を訴える「北方領土返還要求中央アピール行動」を東京都内で実施しました。中央アピール行動は領土問題解決の進展が見られない中、国民世論の喚起・高揚を図るため、平成19年から行っています。

昭和20年に当時の安藤石典根室町長がGHQに対し、北方領土問題の陳情書を提出したことから「返還要求運動はじまりの日」とされる12月1日には、アピール行進を実施。日比谷大音楽堂での出発式では、主催者を代表し石垣市長が「先達の意志を継ぎ、この厳しい時にこそ、北方領土問題の早期解決に向けた機運をさらに高め、全国民が一丸となって、北方領土返還への強い意志を、ここ東京の地から全国に発信しながら行進していこう」と力強く訴え、択捉島・蘂取村出身の鈴木咲子さんが「返還要求運動の火を消すことなく邁進し、北方領土問題の早期解決に向け力強く行進する。」と決意表明しました。

行進には元島民をはじめ、全国47都道府県の返還要求運動関係者、約500人が参加。同じはちまきを着用した参加者は、47都道府県旗と根室管内1市4町の旗を掲げながら、日比谷公園から鍛冶橋交差点までの約1.6kmを「北方領土を返せ!」「北方墓参を早期に再開しよう!」などとシュプレヒコールを上げました。

同日、根室管内1市4町の首長と議長は、外務省、首相官邸を訪問。松野官房長官ら関係閣僚に対して、日ロ関係が大変厳しい状況にある中で、北方領土問題が置き去りになることへの懸念や平和条約交渉・北方墓参の早期再開などを要請しました。

また、啓発活動として新宿駅西口地下イベント広場を会場に、北方領土を紹介するパネルや北方領土に生息する生き物のはく製などを展示する「北方領土展 in Tokyo」を開催。歯舞群島・元島民2世の三遊亭金八師匠による『北方領土辻噺』やクイズラリーなども実施し、同時開催した「根室管内物産展」と合わせ、来場された方々に領土問題への理解を深めていただきました。

アピール行進
北方領土返還要求中央アピール行動
市長挨拶
首相官邸訪問
根室管内物産展
パネル展
三遊亭金八師匠
この記事に関するお問い合わせ先

総務部総務課

〒087-8711
北海道根室市常盤町2丁目27番地
根室市役所 3階
電話番号:0153-23-6111(代表) ファックス:0153-24-8692

総務課へのお問い合わせはこちら


更新日:2024年05月08日