2022(令和4)年11月3日 文化賞・文化奨励賞贈呈式
【文化振興への貢献をたたえ】
根室市文化賞・文化奨励賞贈呈式が行われ、芸術部門から文化賞に選ばれた宇佐美修一さんと文化奨励賞に選ばれた別所三夫さんへ波岸教育長から賞状とメダルが贈られました。
30代前半の頃、成人学校の絵画教室の受講をきっかけに、絵画と出会ったという宇佐美さんは、昭和60年に絵画サークル「グループセピア会」を結成。会長を務め、毎年、絵画展を開くなど市民の文化鑑賞の機会を作るとともに、自身も平成28年には由緒ある公募展「全道展」で最高賞にあたる全道美術協会賞を受賞するなど高い評価を得ており、平成28年に第11代の市文化協会会長に就いています。
別所さんは、文芸サークル「根室・わたすげの会」の発足以来、今年度第30号を数えた会員の作品集「わたすげ」の発行責任者として尽力し、執筆活動では歴史の中に埋もれた地元民も知らない逸話に光を当てる作品を多数発表し、市の文学のみでなく、郷土史へも大きくご貢献されています。
石垣市長は「まさに地域に根付き、地域に立って創作活動を続けられる、お二人の取り組みに敬意と感謝を申し上げる。」と受賞を祝い、現在、根室高校で非常勤講師として美術を教えている宇佐美さんは「私がこれからできることは、培ってきたものを次の世代に伝えることだ。」と謝辞を述べていました。
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更新日:2022年11月07日