2022(令和4)年6月4日 東海大学静岡キャンパスとの相互協力協定締結
【人材交流育成と地域課題解決へ 新たな枠組みによる協定締結】
根室市と東海大学海洋学部との相互協力協定10周年記念事業が6月4日から6日にかけて実施されました。
相互協力協定は地元水産業界を含めた連携により、新産業創出による地域振興を目指し、平成22年6月に締結。令和2年6月に10周年を迎えましたが、記念事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより延期となっていました。
4日朝、東海大学海洋学部の海洋調査研修船『望星丸』が海洋文明学科の学生や教職員ら約130人を乗せ、花咲港に入港。郷土芸能ねむろ太鼓の演奏で迎え入れられると、代表して川崎一平人文学部長が「約10年ぶりとなる望星丸の入港で“ただいま戻りました”という思い。学生は3日間にわたる市内での研修で、根室の自然、歴史、文化などをしっかり学ばせていただく。」とあいさつしました。
続いて、期間が満了する相互協力協定を、より幅広い分野での連携とするため「東海大学静岡キャンパス」全体との拡充した協定とする調印式が行われました。
地元関係機関代表が立会人として見守る中、石垣市長と山田吉彦東海大学静岡キャンパス長が協定書に署名し、固い握手を交わしました。
調印を終えた石垣市長は「低迷する市中経済の状況打破は、“つくり育てる漁業”の取り組みなど水産業の再生なくしては成しえないと考えており、協定による共同研究で得られた知見を地域に落とし込み、水産振興、地域振興に向け、オール根室体制で取り組んで参りたい。」と協定に期待を込め、山田キャンパス長は「協定を結んでよかったと思ってもらえるよう、東海大学の総合力で、成果に結びつけることを意識した協定としたい。」と力強く挨拶されました。
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更新日:2022年06月16日