振り込め詐欺に注意!
「振り込め詐欺」とは「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」の総称です。
消費生活センターにも相談が多数寄せられ、根室市においても被害者が発生しており注意が必要です。
オレオレ詐欺
以前は「おれだよ。」と電話をかけ、電話に出た者に身内と思わせて交通事故の示談金等を銀行等の口座に現金を振り込ませて騙し取る手口からその名前がつきましたが、現在は事前に調べて家族の名前等を知っているケースもあるので注意が必要です。
また、最近は手口が非常に巧妙で、身内の他に事故の被害者や警察官、弁護士等が次々に電話口に出て、もっともらしいストーリーを展開したり、医療従事者の家族に「医療事故を起こしたので示談金が必要になった。」と現金を振り込ませる事例も発生しております。
様々な口実で「示談金」や「保釈金」などと称した現金の振込みを要求する事例が多発しておりますので十分に注意しなくてはいけません。
架空請求詐欺
郵便やメール等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金を請求して現金を銀行等の口座に振り込ませて騙し取る手口で、「最終通達書」「最終通告」などと書かれており、差出人の名称は「○○債権管理局」「○○管財事務局」「○○債権回収機構」等となっておりますが身に覚えがないものに対しては一切無視しましょう。
期日までに入金のない場合は自宅や職場に回収に来るなどと書かれていても、実際に押しかけられる心配はありません。
なお、最近は小額訴訟等を悪用した新手の架空請求がみうけられ、万が一裁判所から特別送達(訴状と口頭弁論の呼出状)が送られてきた場合は無視すると欠席裁判により敗訴となってしまいますので、このようなケースは消費生活センターに相談してください。
融資保証金詐欺
実際には融資しないにも関らず、融資すると書かれた文書等を送付するなどして融資を申し込んできた者に対して、保証金や手数料等を名目に現金を振り込ませるなどの方法によりだまし取る手口です。
得体の知れない金融業者からの勧誘に注意しましょう。
還付金等詐欺
自治体や税務署、年金事務所などの職員を名乗り、医療費や税金などの還付手続があるかのように装ってATMまで誘導し、ATMの操作を指示して、本来は相手方に振り込み送金することとなるにもかかわらず、被害者自身の口座に振り込み入金されるものと誤信させ、さらに「個人番号」や「取扱番号」などと偽って、犯人側に振り込む金額を入力させて、犯人の口座へお金を振り込ませ、だまし取る詐欺です。
被害に遭わないための心得

- これらの電話や文書・メール等は不特定多数に無差別に送りつけられており、相手は断片的な情報しか掴んでいませんので、こちらから連絡すると相手に更なる個人情報が漏れて悪用されます。相手には連絡しないように注意しましょう。
- 警察官が示談の仲介をしたり、弁護士が事故発生後すぐに示談の仲介に入ることはありません。
- 即日入金しなければ解決しないトラブルなどは稀です。入金の必要性が間違いないか確認することを専決とし、早急な入金を迫る話は詐欺と疑いましょう。
- お金を振り込む前に家族や身近な人、根室市消費生活センター(電話 0153-24-9065)、警察に相談しましょう。
- 日頃から家族間の連絡方法を確認しておきましょう。
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2018年03月01日