マイマイガの防除について
マイマイガとは
ドクガ科に属するガの一種で、幼虫(毛虫)は山林の落葉樹や街路樹、家庭の庭木・草木の葉に食害を与えます(5月~7月)。成虫(ガ)は夜間に街灯などの照明に飛来し(7月~8月)、卵を300~600のかたまり(卵塊)で、建物の外壁や照明近くの樹木などに産み付けます。
人体への影響について
ふ化した直後の幼虫には毒毛があり、触れるとかぶれることがあります。また、成長した幼虫では毛が刺さることがあります。成虫は毒がありませんが、羽にあるりん紛が肌につくと発疹が出ることがあります。
もし、幼虫に刺された場合は
1.刺された部位にセロハンテープやガムテープを軽く押し当て、毒針毛を取り除く。
2.流水で患部を優しく洗い流す。ただし、絶対にこすったり掻いたりしないでください。
3.刺された患部に軟膏を塗る。
4.刺された時に着ていた衣類を脱ぎ、しっかりと洗濯する。
※ 万が一、症状が改善しない、悪化するようでしたら医療機関を受診してください。
駆除の方法について
駆除は卵や幼虫の時期に駆除することが最も効果的な手段となり、成虫になると有効な手段がありません。
大発生を抑制するために、正しく・安全に駆除するようにご協力をお願いいたします。
※市では公共施設以外でのマイマイガの駆除等を行っておりませんので、ご自宅や個人の土地・建物(空き地・空き家を含む)につきましては所有者にて適正に処理していただくようお願いします。
卵(卵塊)の場合
外壁などについた卵塊は、ヘラなどを利用してそぎ落とし、袋に入れ袋の口をしばった上で燃やせるごみとして出してください。作業をする際には、卵を覆っている毛が飛散し、吸い込んだり目に入ったりすることがあるので、マスクやゴーグル、手袋を着用してください。
幼虫の場合
幼虫が小さいうちは、市販している毛虫用の殺虫剤を使用することが効果的です。幼虫が大きくなったら、殺虫剤が効かなくなるので、火ばしなどで捕まえ、つぶすか少量の家庭用石けんを溶かした水に漬けて駆除することが効果的です。
成虫の場合
ほうきで落としたり、高圧の水で落としたりして集めて、燃やせるごみとして出してください。(成虫の寿命は10日前後です。)
また、水銀灯などの照明に飛来することから、照明を誘虫性の低い光源(LED灯など)に交換する方法も有効であると言われています。
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更新日:2025年07月31日