カミカミ期(9~11ヵ月頃)の離乳食
食べ物の形状と固さ
形状
前半:5mm程度のみじん切り
後半:8mm程度の角切り
固さ
バナナ(歯茎でつぶせるくらい)
食べ物のかたさは歯茎で噛めるかたさに
食べられる食べ物の形が少しずつ大きくなり、柔らかい野菜であれば、角切りでも食べられるようになってくる頃です。
この時期の赤ちゃんは、まだ奥歯が生えていないので、舌でつぶせなかった食べ物は、歯茎でカミカミして食べます。なので、歯茎で噛めるかたさ(バナナくらいのかたさ)を意識しましょう。
加熱するとかたくなりやすい肉や魚類は、みじん切りにしたり、ほぐしたりして、とろみをつけてあげると食べやすくなります。とろみの付け方は、「モグモグ期(7.8ヵ月頃)の離乳食」のページに記載していますので、ご覧ください。
食事回数
3回
9ヵ月に入ると、食事回数が1日3回になります。食べている量が少ない場合は、少量ずつでも3回与え、1日3食のリズムを作ってあげましょう。
食べられる主な食べ物
食品名 | ポイント |
米 | 5倍粥~軟飯が食べられます。 |
うどん | 柔らかく茹でて、短く切ります。 |
そうめん | |
食パン | 小さくちぎり、水分でしめらせます。 |
ロールパン | |
バケット | 中身の白い部分のみ食べられます。 |
スパゲッティマカロニ | スパゲッティは短く切って茹でます。 |
ビーフン | |
ホットケーキミックス |
食品名 | ポイント |
じゃがいも | 緑色に変色している部分は、しっかりと取り除きましょう。 |
にんじん | |
玉ねぎ | |
キャベツ | 外葉や芯は固いので、それ以外の柔らかい部分を使いましょう。 |
ブロッコリー | |
白菜 | 葉の白い部分も食べられます。 |
大根 | 皮の部分は固めなので、皮は厚めにむきましょう。 |
かぼちゃ | 皮は、加熱してからの方が取りやすいです。 |
トマト | 皮と種を取り除きましょう。 |
小松菜 | 葉も茎も使えます。 |
ほうれん草 | えぐみがあるので電子レンジで加熱する場合は加熱後に水にさらしましょう。 |
かぶ | |
アスパラ | 柔らかく茹でましょう。穂先も皮も使えます。 |
さやいんげん | 筋を取り除きましょう。 |
オクラ | 産毛は塩でこすり落とします。 |
きゅうり | スティック状に切ってゆでるとつかみ食べの練習になります。 |
とうもろこし | |
なす | |
もやし | ひげ根を取り除きましょう。 |
ニラ | 細かく刻んで使います。 |
春菊 | |
切干大根 | 柔らかく煮て、細かく刻みましょう。 |
きのこ類 | 細かく刻んで、柔らかく煮ましょう。 |
わかめ | 柔らかく煮て、細かく刻みましょう。 |
ひじき | |
めかぶ | |
焼きのり |
食品名 | ポイント |
豆腐 | 木綿豆腐も食べられます。 |
高野豆腐 | 乾燥したまますりおろすか、細かく刻んで使いましょう。 |
納豆 | ひきわりを選ぶか細かく刻みましょう。 |
水煮大豆 | 薄皮をむきます。必ずつぶしたり、刻んだりしましょう。 |
枝豆 | |
そら豆 | |
グリーンピース | |
白身魚 | |
しらす干し | そのまま使うと塩分が多いので、お湯に浸して塩分を抜いて使いましょう。 |
かつお節 | 出汁以外に、細かくして野菜などと和えるなど、そのままでも使えます。 |
鮭 | 生鮭を使いましょう。 |
ツナ | ノンオイルのものを選び、しらすと同様に塩分を抜いて使いましょう。 |
青背魚 | 白身魚や赤身魚に慣れてからはじめましょう。小骨は取り除きます。 |
全卵 | しっかり加熱しましょう。 |
鶏ささみ | |
鶏むね肉 | 皮は取り除きましょう。 |
レバー | しっかり加熱しましょう。 |
牛肉 | 脂身の部分は取り除き、煮たり茹でたりして細かく刻みましょう。ひき肉も使えますが、脂質が少なめのものを選びましょう。 |
豚肉 | |
プレーンヨーグルト | 糖分が入っていないものがおすすめです。 |
カッテージチーズ | 加熱せずにそのまま使えます。 |
牛乳 | しっかり加熱しましょう。少量から始めます。飲用は1歳から。 |
食品名 | ポイント |
砂糖 |
使用量は少量にしましょう。 おとなの料理から取り分けるときは、お湯を加えるなど薄めてあげましょう。 |
塩 | |
酢 | |
しょうゆ | |
味噌 | |
ケチャップ | |
みりん | 使用する場合は必ずしっかり加熱してアルコールをとばしましょう。 |
酒 | |
コーンクリーム缶 | 粒のあるタイプはすりつぶすか細かく刻みましょう。 |
トマトピューレ | |
サラダ油 | 量が多くならないように注意しましょう。 |
ごま油 | |
オリーブ油 | |
バター |
つかみ食べにチャレンジ
つかみ食べは、赤ちゃんが食べることを練習するために大切なものです。はじめはうまくできず、色々なところを汚してしまうこともありますが、少しずつコツをつかんで上手に食べられるようになっていきます。
大人がゆったりとした気持ちで食事を与えることも大切なので、汚されても大丈夫なように新聞紙やビニールシートなどをひいておくとよいでしょう。果物やゆでた野菜スティック、おやきなどは、汚れにくくつかみ食べさせやすいので、おすすめです。
テーブル高さは、赤ちゃんの胸の下あたりがおすすめです。両手が使いやすいので、つかみ食べしやすくなります。もしも、テーブルの高さが高い場合は、イスにクッションなどを入れたりして調節しましょう。
コップのみにチャレンジ
まだ上手にできませんが、コップ飲みの練習を始めてもよい時期です。スプーンやレンゲ、おちょこは、コップより浅いため飲みやすく、はじめの頃の練習におすすめです。
こぼしてしまって、後片付けが大変に感じるときは、お風呂の時に飲用の飲み物を用意して、練習するのもおすすめです。
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更新日:2022年10月27日