令和7年度 保健だより7月号「カビによる健康影響と健康対策」

 皆さまも、記憶に新しいと思いますが、昨年夏、根室高校で大量のカビが発生し、校舎が3週間使用出来ないということがありました。
 根室高校のカビの原因は、改修工事のため、気温や湿度が高い時期に、校舎をシートで覆ったことが、カビが大発生した原因とみられているそうです。
 これからの時期、気温や湿度の高い時期になりますので、カビ対策をして健康管理に努めましょう。

 我々が生活している環境の中には無菌環境でない限り非常に多くのカビが存在しております。カビは食品、建材などを劣化させて美観を損ねたり悪臭を発するだけでなく,カビが生えた物を食べたり,カビの胞子を吸い込むことで様々な健康影響を引き起すと言われています。

カビによる健康影響について

 カビによる健康影響には、カビの胞子を吸い込むことで、呼吸器系に問題が発生することがあります。特に、喘息や気管支炎を引き起こす可能性が高まります。
 また、カビはアレルギーの原因にもなります。カビの胞子が鼻や目に入ることで、アレルギー性鼻炎や結膜炎を引き起こすこともあります。症状としては、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙などがあります。

環境における健康対策

 湿度管理について、カビは湿気の多い環境で繁殖しやすいため、室内の湿度管理が非常に重要です。理想的な湿度は40%から60%の間とされており、この範囲を保つことでカビの発生を抑えることができます。湿度計を使用して定期的に湿度を確認し、必要に応じて除湿器を使用することも効果的です。
 また、換気や掃除の徹底も重要です。日常的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れることで室内の湿気を排出し、カビの繁殖を防ぎます。湿気がこもりやすいキッチンや浴室は換気扇を活用することも効果があります。

生活習慣における健康対策

健康的な生活習慣を維持することは、カビによる健康被害を防ぐために非常に重要です。バランスの取れた食事をして免疫力を高め、また適度な運動、良質な睡眠を確保することも重要です。

カビ
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更新日:2025年07月01日