令和5年度保健だより6月号「1口食べるのに何回噛めていますか?」

~6月は食育月間~

1口食べるのに何回噛めていますか?

 普段、食事をよく噛んで食べられていますか?テレビやスマートフォンを見ながら、あまり意識せずに噛んで食べている方も少なくはないのではないでしょうか?

 1回の食事の咀嚼回数と食事時間を調査した報告によると、戦前の食事では1420回咀嚼し、食事に約22分かけていたのに対し、現代の食事では620回の咀嚼で食事時間は約11分と、咀嚼回数も食事時間も半減しているようです。

 それでは、よく噛んで食べることでどんないいことがあるのでしょうか?

肥満の予防

 よく噛んでゆっくり食べることで、肥満の原因となる食べすぎを防ぐことができます。

 満腹を感じる「満腹中枢」は刺激を受けるまでに最低15~20分かかります。あまり噛まずに早食いすると、たとえたくさん食べていたとしても満腹を感じずに食べすぎてしまいます。

虫歯の予防

 よく噛んで食べることで唾液が出やすくなり、虫歯の予防につながります。

 唾液は、食べた後の口の中を歯が溶けやすい酸性から中性に戻したり、食べかすを流したりする働きがあります。

※唾液のみで虫歯は予防できないため、食べた後はきちんと歯磨きをして、だらだら食べはやめましょう。

あごが鍛えられる

 よく噛んで食べることで、あごが鍛えられます。

 あまり噛まずに食べられるパンや麺、ハンバーグなどやわらかい食事が多くなると、あごの力が弱り、硬い食べ物を食べにくく感じてしまうかもしれません。

噛んで食べるためのポイント

●今よりも5回多く噛んでみる。目標は1口30回。

●噛み応えのある食べ物(根菜などの野菜、炒めたお肉、イカやタコなど)も取り入れる。

●スマホや本を見ながら食べる等の「ながら食べ」をやめる

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更新日:2023年05月26日