令和4年度保健だより3月号「男性にも知ってほしい、女性の健康について」
3月1日から3月8日は「女性の健康週間」です。
ライフスタイルが多様化する中で、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を過ごすための総合的な支援を目的として、この健康週間が定められました。
今月は女性だけでなく男性にも知っていただきたい女性の健康についてお伝えします。
ライフステージによって異なる女性の悩み
女性と男性では、身体の悩みが異なります。男女がお互いに気持ちよく生活するためには、女性、男性特有の悩みを正しく知ることが大切です。女性は生涯を通じて女性ホルモンの影響を大きく受け、それにより身体が大きく変化します。そのため、ライフステージによって、かかりやすい病気や症状が違ってきます。ライフステージによって異なる女性の悩みは、例えば、次のようなものがあります。
■思春期~性成熟期:月経(生理)、月経前症候群(PMS)、子宮内膜症、子宮筋腫
■20代から40代:妊娠、出産による身体の変化や不妊等の悩み
■更年期:女性ホルモンの減少により、ほてりや冷え、不眠、うつといったいわゆる更年期障害
一人で抱えがちな生理の悩み
生理の悩みで特に多いのが「生理痛」と「PMS」です。生理中に起こる腹痛や腰痛、頭痛などを生理痛といい、生理前に感じるイライラや、不安、倦怠感や腹痛、頭痛、むくみなどがPMSと言われています。これらの症状は個人差があり、ほとんど感じずに過ごす人もいれば、起き上がれないほど生活に支障が出る人もいます。
ツムラ製薬の調査※によると、以下のような結果が出ています。
■生理を経験した人の約7割が生理痛やPMSの症状がつらくても我慢をしている
■生理痛やPMSの症状でつらいとき、周囲に伝えない理由
・症状やそのつらさを表現しにくい(言葉で表すのが難しい)から(27.9%)
・相手に分かってもらえないと思うから(26.5%)他
■約6割の生理痛やPMSの症状による辛さを理解してもらえない経験がある
※ツムラ製薬『生理・PMSの本音と理解度調査』
この結果からも、身体の悩みを打ち明けられず、一人で悩む女性が多くいることが伺えます。では、そんな女性をどのようにサポートしたらよいのでしょう。
まずは、悩みに耳を傾けることから
家族やパートナーなど大切な人の様子がいつもと違うと感じたら、まずは落ち着いた環境で心や体の状態について話を聞いてあげましょう。話を聞くことも大切なサポートの一つです。お互いに気遣いながら、一緒に生活しやすい環境を作っていきましょう。
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更新日:2023年03月01日