令和4年度保健だより2月号「メタボについての正しい知識」

メタボを正しく知っていますか?

「メタボリックシンドローム(メタボ)」という言葉はすでに多くの人が耳したことがあるのではないでしょうか。特に「メタボ」は2006年、当時の流行語大賞のトップ10に入るほど注目されました。しかし言葉自体の知名度は高いものの、その言葉の意味やどういう状態のことを指すのかという点で、誤解されていることも多いようです。

 

細身の人はメタボの心配はない!?

では、どういったことで誤解があるのでしょうか。クイズ形式で見てみましょう。

 

メタボ○×クイズ】 

問題1:太っている人は、みんなメタボに該当する。

【○】 【×】

問題2:お腹周りが基準を超えているが、体型が細身なので健康には問題がない。

【○】 【×】

問題3:お腹まわりが基準よりも1cmでも超えると病気で、基準内であれば全く問題ない。

【○】 【×】

 

 

見た目じゃないメタボ

 メタボは内臓脂肪が過剰に蓄積された上に、高血圧や高血糖、脂質異常などの危険因子を併せもった状態のことをいい、見た目がやせていても、内臓に脂肪が蓄積しておりメタボに該当する方もいます。つまり、太っていることがメタボというわけではありません。

 さらに、日本人を含む東アジアの人々は、皮下脂肪ではなく内臓脂肪としてエネルギーをためやすく、軽い肥満でも病気を発症しやすいといわれいます。そのため見た目がやせているからといって安心はできません。

 メタボはお腹回りだけでなく、血圧や血糖、血液中の脂質の値なども含めて診断されます。改善するには、まず体重3%の減量が有効です。その減量によって血圧や血糖値なども改善することが報告されています。

 検査の数値が基準値を超えると「病気」というわけではないですが、生活習慣病の危険性が高いということを指しています。メタボに該当しなくても、日ごろから体を動かす習慣やバランスの良い食事をとるなど、よい生活習慣を心がけましょう。

 

クイズの答え:すべて【×】

 

 

                              

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更新日:2023年02月01日