平成30年度 保健だより3月号(骨粗しょう症)

骨粗しょう症

 3月1日~3月8日は『女性の健康習慣』です。今回は特に女性に多い病気である、骨粗鬆症について紹介します。
 骨粗鬆症とは長年の生活習慣などにより、骨がスカスカともろく、骨折しやくすなる状態です。骨粗鬆症を放置した状態で転倒すると、骨折により日常生活が不自由になる可能性が高く軽視できません。
 女性は閉経とともに、女性ホルモンの1つで骨量を維持・強化するエストロゲンの働きが弱まるため、同年代の男性より骨密度が低下します。


生活上で控えたいポイント
1. 無理なダイエット。栄養が不足し、必要なカルシウム摂取量が減少します。また、痩せすぎると女性ホルモンの分泌が崩れます。
2. 塩分、アルコール、カフェインの過剰摂取。尿からカルシウムが排泄されます。
3. たばこ。胃腸でのカルシウムの吸収が妨げられることに加え、尿からカルシウムが排泄されます。エストロゲンの分泌が減少し、骨密度が低下します。


 骨粗鬆症はほとんど自覚症状がありませんが、「背中が曲がった」「腰や背中に痛みを感じる」「身長が縮んだ」という症状が思い当たる方は、骨粗鬆症が進行している可能性を考え医療機関にご相談されることをおすすめします。また、根室市では年に一度、集団での骨粗鬆症検診を実施しています。対象は年度内に40歳~70歳までで5歳刻みの年齢に達する女性です。ご自身の骨密度がどの程度であるか把握するためにも、ぜひご利用ください。

 

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更新日:2019年03月04日