平成30年度 保健だより11月号(心の健康)
心の健康
いろんな意味でストレス社会に生きている私たちにとって、生涯一度も心の病気にならないまま過ごすという事は非常に難しい話です。
ストレスとは「避ける」のではなく、上手に付き合っていくものだと考えてみてください。心や体に疲労感や何らかの変化が生じたら、強がったり、自分を責めるのではなく、ふさぎ込んだり、泣き言を言ったり、周りに思いを吐き出しながら、乗り越えていくのが現実的な解決方法です。先の事を考えるのではなく、さしあたりできる事からやっていきましょう。
ストレスの例えにカエルが使われます。カエルは熱湯に入れるとびっくりして飛び出してしまいますが、水からゆっくりお湯にすると、気づかないうちに「ゆでカエル」になってしまいます。ストレスは少しずつたまっていくと気がつきません。たまりすぎると心が沸騰してどうにもできなくなってしまいます。
近年は、心の健康づくり、心のケアに関心が高まっています。「心の病気は、気持ちが弱いせいだ」「一生治らない」と信じている人も多いと思いますが、正確な知識や情報を持つ事、早期に相談することにより、適切な対処ができると言われています。そのためは、心を病んでいる人の周りのいる人達の協力も必要です。相手の心がどういう状態にあるのかを考え、思いやりを持って接しましょう。
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更新日:2018年10月01日