平成30年度 保健だより 9月号(がん検診のすすめ)

 「がん」は根室市民の死因の第1位であり、昨年は97人が亡くなっています。日本では2人に1人ががんにかかると言われていますが、みなさんはがん検診を受けていますか。

 胃・肺・大腸・乳・子宮頸がんの5つのがん検診は、早期発見・早期治療により、死亡率を減少させる効果があると認められた検診です。しかし、根室市のがん検診受診率は全国と比べ低いのが現状です(表)。日本で新たにがんを発症した人のうち、約3割が20-64歳の就労可能年齢で罹患しているため、がん検診は若い世代でも大切です。また、1度がん検診を受け、「精密検査の必要がない」と結果が出ても、その後がんが発症する場合もあるため、早い段階で発見するために定期的ながん検診を受けることが重要です。

 根室市のがん検診精密検査受診率(H28)は肺がんが最も低く85%ですが、子宮頸がんは100%です。「要精密検査=がん」ではありません。精密検査が必要とは、「がんの疑いを含め以上(病気)がありそう」ということです。精密検査は放置せず受診しましょう。

 根室市ではがん検診料金の一部又は金額を助成し、医療機関(検診機関)に委託して実施しています。詳細について、健康推進担当へいつでもお尋ねください。

がん検診受診率(%)出典:平成28年度地域保健・健康増進事業報告

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更新日:2018年09月03日