保健だより8月号

保健だより 平成28年8月号

「歯からはじめる健康づくり」

 8020運動をご存知ですか。国と日本歯科医師会は8020運動という、80歳で20本以上の自分の歯を保とうという運動を推進しています。だいたい20本以上の歯があると、硬い食品でもほぼ満足に噛めるといわれています。
歯を失う2大原因は虫歯と歯周病です。しかし、根室市の3歳児健診の虫歯保有率は全道・全国と比べると高く、40〜54歳までの病院受診件数は消化器系疾患(歯肉炎・歯周病)が最も多くなっています。
歯の喪失を予防するためには、口腔内を清潔に保つことが大切です。そのためには甘い物をだらだら食べて虫歯菌を作り出さないこと、歯磨きや歯間ブラシの活用はもちろん、歯医者での歯垢や歯石の除去も有効です。また、ある報告ではフッ化物の洗口による虫歯予防効果は約30〜80%であり、成人にも効果的であることが示されています。フッ化物洗口に使う洗口剤は市販されており、家庭でも手軽にできますので特に甘いものを食べる回数が多い人はぜひ行ってみてください。
歯は、食事だけでなく会話にも影響し、歯周病は心疾患・糖尿病・肺炎・低体重児出産・骨粗鬆症といった全身疾患との関連もあります。乳幼児期から適切な食事、歯磨きの生活習慣を身に付け歯を守りましょう。                        

家族皆で一緒に歯を磨いているイラスト
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更新日:2018年03月01日