保健だより9月号

「子宮がん検診のススメ」

   子宮頸がんは、子宮頸部という子宮の入り口にできるがんのことです。
 子宮頸がんの主な原因は、性交渉によるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染です。性交渉の経験がある人の8割が1度はHPVに感染すると言われています。
 感染してもほとんどの場合は自然にHPVが消滅しますが、感染した人の約1割が長期的(6〜10年ほど)な感染が続き、がんへ移行することもあります。
 子宮頸がんは20代〜30代の若い方に増えており、自覚症状が出にくいのが特徴です。

 がんはとても怖い病気ですが、定期的に検診を受けることで、早期発見・早期治療できるだけでなく、初期のがんであれば子宮の一部を切除するだけの手術で済むため妊娠・出産も可能です。しかし、日本は先進国のなかでも子宮頸がん検診受診率が低い現状にあります。

 根室市では、集団検診と個別検診の2つの方法で子宮がん検診を実施しています。集団検診は毎年11月に行います。個別検診は通年で、市立根室病院・釧路がん検診センターと、無料クーポン利用者限定で釧路市・別海町の医療機関で受診することができます。

 大切ないのちのために、子宮がん検診、受けてみませんか?             

子宮頸がん検診受診率の国別グラフ
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更新日:2018年03月01日