保健だより 12月号
保健だより 平成27年12月号
ノロウイルスについて
ノロウイルスによる胃腸炎や食中毒は1年を通して発生していますが、特に冬に流行し1〜3月がピークとなる傾向があります。ノロウイルスは手指や食べ物を介して口から感染し、人の腸管で増殖するため、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。特に、子どもやお年寄りは重症化することがあるため日頃の予防対策が重要です。
ウイルス攻略のカギ
予防の基本 石鹸でよく手を洗う
とくに、指先、爪の間、指の間、掌のしわ、手首など丁寧に!
調理前、食事の前、トイレの後、オムツ交換後、外出から戻った時などの手洗いを習慣づけましょう。
食中毒予防 食品の殺菌(加熱調理)
とくに、高齢者や乳幼児の食事は、食材を中心部分までしっかり加熱する。
調理器具の殺菌(まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオルなど)
熱湯や家庭の塩素系漂白剤を希釈(0.02%)したもので消毒する。
感染拡大防止 便や嘔吐物の処理に注意!
ノロウイルスは乾燥すると舞い上がり、これが口に入ると感染してしまうことがあるため速やかに処理しましょう。
〈処理の手順〉1.ペーパータオルで静かに拭き取る。
2.0.1%塩素系漂白剤で浸すように消毒する。
3.10分ほどおいたら水拭きする。
拭き取ったものはビニール袋に密閉し、破棄しましょう。ドアノブや水道の蛇口、トイレの便座なども0.02%塩素系漂白剤で消毒し、水拭きしましょう。
〈処理する時の服装〉 使い捨てエプロン・マスク・手袋 必須です!
感染拡大防止 便や嘔吐物の処理に注意!
塩素消毒液の作り方
★0.02%消毒液
2ℓのペットボトル水曜日+キャップ2杯の原液
★0.1%消毒液
500mlペットボトル水曜日+キャップ2杯の原液
ノロウイルスの特効薬はありません。
ノロウイルスを完全に阻止することは不可能です。感染を最小に食い止めるには予防と感染を広めないことが重要です。
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健康福祉部健康推進課
〒087-8711
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根室市役所 1階
電話番号:0153-23-6111(代表) ファックス:0153-24-8692健康推進課へのお問い合わせはこちら
更新日:2025年12月22日
















