飯田三郎資料展示室

開館時間

午前9時~午後7時

休館日
毎週第1(月曜日)

住所
根室市曙町1丁目40番地 (総合文化会館内)

開館

平成9年3月23日(移転リニューアル 令和4年11月26日)

問い合せ先
根室市総合文化会館 0153-24-3188

飯田三郎先生のプロフィール

 大正元年12月20日根室市松ヶ枝町に生まれる。根室商業在学中に作曲を独学。

 昭和8年、根室を訪れたコロムビアレコードの作詞家、高橋掬太郎氏の勧めで、昭和11年、掬太郎作詞の「愛のグラス」でデビュー。

 昭和17年キングレコードの専属となり、高橋掬太郎氏とコンビで数々の作品を発表する。特に大衆歌謡「ここに幸あり」は今やハッピーソングの名曲として高い評価を得て愛唱 されている。これは郷土根室の大きな誇りであることから、これをたたえて昭和60年根室市役所前庭に音楽碑を建立する。

 氏の作曲分野は大衆歌謡のほか内閣総理大臣賞受賞曲・国民の歌「若い日本」や管弦楽「北海道組曲」などの交響曲を発表している。また、映画音楽においても大映・京マチ子主演「痴人の愛」など約70曲に及んでいる。

 愛郷心の大きい氏は、ふるさと根室を主題にして「国境の船唄」「新根室音頭」「新根室小唄」「大いなる海」「春はまたくる」「北国讃歌」「根室市の歌」、さらに根室市総合文化会館落成記念として贈られた、北国からの交響的序曲「21世紀へのメッセージ」など、地方歌や校歌・社歌など根室・釧路関係の作品が数多く、郷土音楽文化に多大な貢献をしており、この功績を讃えて平成9年9月に「飯田三郎賞を贈る会」が結成され、根室市における音楽文化の振興発展に貢献した個人や団体に贈る同賞が創設された後、平成25年3月の解散までに4人7団体が選ばれた。

 また、生誕百十年を記念し令和4年11月に大津美子さんをゲストに迎え「飯田三郎生誕百十年記念音楽会」が開催され、氏が残した太鼓、合唱、ピアノなど楽曲の数々を噛みしめた。

飯田三郎先生略年譜

大正元年 12月20日根室市松ヶ枝町に生まれる。
昭和5年 根室商業を卒業。(現北海道根室高等学校)
昭和11年 高橋掬太郎氏作詞の「愛のグラス」でデビュー。
昭和12年 コロムビアレコードから専属の要請を受けて上京し、池内友次郎氏に作曲法を、山田和男氏に指揮法を学ぶ。
昭和17年 キングレコード専属。サトウハチロウ作詞「点数の歌」を作曲。
昭和19年 内閣情報局制定、佐久良東雄作詞「天皇に仕えまつれど」を作曲(愛国百人一首)
昭和21年 高橋掬太郎作詞、岡晴夫歌、「啼くな小鳩よ」を発表
昭和26年 若杉雄太郎作詞「東京パラダイス」を作曲。
昭和31年 高橋掬太郎作詞、大津美子歌、「ここに幸あり」を発表し、ヒット曲になる。
昭和38年 内閣総理大臣賞受賞曲・国民の歌「若い日本」を発表。東京オリンピック「海を越えて友よ来たれ」を発表。管弦楽「バリ島組曲」(東洋の幻想)をNHK第3回音楽祭で発表
昭和39年 8月1日、市歌「根室市の歌」制定発表会が行われる。8月、釧路市公民館前庭に国民の歌「若い日本」音楽碑を建立。
昭和40年 管弦楽「北海道組曲」を発表。
昭和43年 根室開基100年を記念して、田塚源太郎作詞・交響組曲「北国讃歌」を作曲。
昭和48年 ミサ曲が認められ、ローマ法王庁より褒状を授与される。
昭和60年 8月、市役所前庭に於いて、故高橋掬太郎氏・飯田三郎氏の顕彰碑「ここに幸あり」音楽碑を建立し序幕式を行う。
平成5年 根室市総合文化会館落成記念、北国からの交響的序曲「21世紀へのメッセージ」を発表。
平成11年 故茂木幹さんの遺作を展示した私設美術館「慟哭の森美術館」(根室市明治町2-67)に茂木さんへの鎮魂歌「無言歌」などピアノ小曲6曲を作曲し贈呈。

北国讃歌

  • 「北国讃歌」の第一楽章から第五楽章の楽譜
  • 「北国讃歌」に寄せて~「北国讃歌」始末記より抜粋
  • 第五楽章歌詞
IIDA006
  • 「北国讃歌」の楽譜、序曲の一部(直筆) A3版1枚
  • 「北国讃歌」のジャケット 1枚
  • 第1回(昭和45年)北海道芸術祭参加記念品
  • 第1回北海道芸術祭プログラム
  • 第1回北海道芸術祭参加作品「北国讃歌」に寄せる横田市長のご挨拶及び飯田三郎氏のメッセージ
  • 春国岱駐車場からの風景(飯田三郎氏作の絵画)
IIDA004

ここに幸あり

  • 「ここに幸あり」直筆楽譜 A4版1枚
  • EPレコード 1枚
  • 大津美子サイン 1枚
  • 飯田三郎直筆句 1枚
  • 「ここに幸あり」高橋掬太郎氏色紙(複本)
  • 高橋掬太郎氏作詞ノート(複本)
  • 高橋掬太郎氏と大津美子氏の写真
IIDA0051(レコード等)
TAKAHASHIKIKU001

ふるさと根室の歌

市歌根室市の歌、讃歌「ふるさと根室」、大いなる海、春はまたくる、根室盆歌(根室女工節)、根室港音頭・新根室音頭、根室女工節(北海数え唄)、ふるさとの歌(CD)、21世紀へのメッセージ(CD

IIDA008(愛用品)
  • 愛用のカメラ、アップライトピアノ
  • 写真集(アルバム)
  • パンフレット書籍等
IIDA0041(カメラ)
IIDA0090
IIDA007(ピアノ)

表彰状

IIDA009(賞状)
  • 賞状 内閣総理大臣賞
  • 褒状 ローマ法王庁
  • 愛用の指揮棒
iida0070

休憩コーナー

IIDA002

楽曲試聴コーナー

IIDA0010(ipad)
この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会総合文化会館

〒087-0006
北海道根室市曙町1丁目40番地

電話番号:0153-24-3188 ファックス:0153-23-6172

総合文化会館へのお問い合わせはこちら

更新日:2022年12月13日