根室市と北方領土

納沙布岬上空からの景色

はじめに

北方領土とは、根室市納沙布沖につらなる歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の四つの島のことをいいます。これらの島々は、私たちの父祖が開拓し、いまだかつて一度も外国の領土になったことがない我が国固有の領土です。しかし、終戦直後にソ連軍により、北方領土は不法占拠され、島民は島を追われ、この状態はソ連が崩壊しロシアとなった現在も続いています。

返還運動の始まり

返還運動の始まりは、終戦の年の1945年12月1日に、当時の根室町長 安藤石典を中心に、漁民代表、四島から脱出した島民の代表が連合軍最高司令官マッカーサー元帥に対して、陳情要請したのがこの運動の始まりです。

陳情の内容は、「歯舞群島・色丹島・国後島・択捉島は、日本固有の領土であり、”ポツダム宣言”を忠実に履行する上からも、アメリカ軍の保証占領下に置いて、島民が安心して生業に付けるようにしてほしい」と言う内容であり、この時から「四つの島」の返還を目指し、現在まで続く北方領土返還運動の礎となっています。

根室市の北方領土返還要求運動への取り組み

北方領土返還要求運動の原点の地である「根室市」は、北方四島が日本固有の領土であるという「歴史的」「国際法的」根拠に基づき、1945年12月以来今日まで休むことなく国民の先頭に立って返還運動を続けています。

【現在までの主な啓発活動】

  • 啓発資料の作成・配布
  • 啓発施設の設置
  • 市民への協力要請
  • 返還を求める署名活動
  • キャラバン隊の道内外への派遣
  • 北方領土教育の推進
  • 北方領土啓発イベントの開催

現在の状況

令和4年2月のロシアによるウクライナ侵攻に伴い、これまで希望を繋いできた平和条約交渉の中断、また、四島に暮らす島民との友好関係を築いてきたビザなし交流等事業の一方的な停止、さらには昭和39年より人道的見地から実施されてきた北方墓参が見送られるなど、日ロ関係は極めて厳しい状況にあります。
今は、国際社会と連携した中で、一日も早いウクライナ情勢の収束を願い、平和条約交渉が再開されることを強く望むものであります。

最後に

終戦当時、強制的に島を追われた17,291人の元島民も、7割を超える方々が故郷に帰ることを夢見ながら無念の中で他界され、存命の方々の平均年齢も88歳を超えております。

うれし涙を流し、喜ぶ元島民がいてこそ、決着することに意味があり、そのことを思うと私たちに残された時間はあまりにも少なく、一日も早い北方領土問題の解決が求められています。

このことから、根室市は、今後もいかなる困難があろうとも、引き続き全国の先頭に立って返還要求運動に取り組んでまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

北方領土対策部北方領土対策課

〒087-8711
北海道根室市常盤町2丁目27番地
根室市役所 3階
電話番号:0153-23-6111(代表) ファックス:0153-24-8692

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更新日:2024年05月27日