根室市北方領土資料館
北方領土資料館のコンセプト
昭和20年8月の終戦直後に『北方領土問題』が発生し、同年12月の安藤石典根室町長の陳情によって『北方領土返還要求運動』が始まり、今日に至っている。
現在では、これらの事実を広く周知することで、旧ソ連・ロシアの不法性を強く訴え、北方領土問題に関する国民世論の喚起・高揚に努めているところである。
一方、「戦前の北方領土には日本人が生活していた」という事実については、これまで積極的な情報発信ができていない状況である。
戦後70年以上が経過し、北方四島で暮らしていた元島民、いわゆる「我が国固有の領土の生き証人」である方々が年々減少している現実の中、「戦前の北方領土には日本人が生活していた」という歴史・事実が風化していくことは、北方領土返還要求運動にとって大きな課題である。
このような状況の中、当時の「島の生活史としての証」や、「島の思い出」を後世に正しく伝えていくことこそが「北方領土問題は日本の領土である」ことの証となり、ひいては、北方領土問題解決につながるものと考える。
このため、「北方領土資料館」は「戦前の北方領土の生活」にスポットを当て、島での「衣・食・住」を中心とした資料を展示し、「北方領土は日本の領土である」ことを広く国民に周知する施設とする。
館内の様子
1階
2階
施設の概要
- 名称:根室市北方領土資料館
- 所在:根室市納沙布岬33番地2
- 構造:鉄筋コンクリート造(2階建)
- 面積:734.08平方メートル
(1階395.97平方メートル、2階338.11平方メートル)
利用のご案内
- 開館期間:1月4日~12月28日
- 開館時間:午前9時~午後5時まで
11月~4月の間は毎週水曜日が休館日 - 入場料金:無料
- 駐車場:有(約80台)
- この記事に関するお問い合わせ先
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根室市北方領土資料館
〒087-0165
北海道根室市納沙布33番地2
電話番号・ファックス:0153-28-2445
更新日:2020年07月21日