熱中症対策 涼しいまちだからこそ備えを
令和7年の夏は全国的に非常に厳しい暑さが長期間続き、5月から9月までの熱中症による救急搬送者数は、集計を開始した平成20年以降で最多となりました。
根室市も例外ではなく、令和4年まで熱中症(疑いを含む)の救急搬送件数は1桁台で推移していましたが、令和5年に過去最多の17件を記録。令和7年にはそれをさらに上回る21件となり、増加傾向が続いています。
「根室は涼しいから大丈夫」と思っていませんか。涼しい気候の根室市だからこそ、体が暑さに慣れにくく、急に気温が上がった日は熱中症になりやすい傾向があります。熱中症は正しい知識と備えがあれば防ぐことができます。
熱中症とは
熱中症とは、暑い環境で体温の調節がうまくいかなくなり、体に様々な不調が起こる病気です。屋外だけでなく、室内でも起こります。
症状は軽いものから命に関わる重いものまで4段階に分かれています。日本救急医学会の「熱中症診療ガイドライン2024」では、従来の3段階(1度〜3度)に加え、最も危険な「4度(最重症)」が新たに設けられました。
熱中症の症状と対応

注意すべきポイント
根室市は夏でも比較的涼しい気候です。そのため、次のような理由で熱中症のリスクが高くなることがあります。
・体が暑さに慣れていない(暑熱順化が進みにくい)ため、急な気温上昇に体がついていけないことがあります。
・エアコンが自宅にない方や、あっても使い慣れていない高齢者の方は、室内でも熱中症になることがあります。
・漁業や農業など屋外での作業中に、気づかないうちに体温が上がることがあります。
夏が来る前から始まる予防
暑くなってからではなく、早めの備えが大切です。
暑さに体を慣らしましょう(暑熱順化)
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、暑さに少しずつ体を慣らしていくことです。慣れていない体で急に暑い日に活動すると、熱中症になりやすくなります。
暑くなる前の時期から、次のような取り組みを始めましょう。
・やや汗ばむ程度の運動を1日30分程度行う(ウォーキングなど)
・入浴時に湯船につかって汗をかく習慣をつける
・無理をせず、少しずつ体を慣らしていくことが大切です
根室市では6月頃から気温が上がり始めます。5月中から意識して体を動かしておくと効果的です。
エアコン・扇風機の早めの点検
夏本番を迎える前に、エアコンや扇風機が正常に動くか確認しましょう。
・エアコンがある方は、5月中に試運転をしておきましょう
・エアコンがない方は、暑い日には公共施設やクーリングシェルター(暑さしのぎの場所)を利用しましょう
・扇風機だけでは気温が高い日に十分な効果が得られないことがあります
日常の備え
・のどが渇く前にこまめに水分をとりましょう
・外出時は帽子や日傘を使いましょう
・通気性の良い、ゆったりした服装を心がけましょう
・ひとり暮らしの高齢者には、ご家族やご近所の方から声をかけましょう
もしものときの対応
応急手当の方法
暑い場所で具合の悪い人を見かけたら、次のフローチャートに沿って行動してください。

こんなときは迷わず119番
次のような場合は、ためらわずに119番通報してください。
・呼びかけても反応がない、または反応がにぶい
・自分で水が飲めない
・応急手当をしても良くならない
・体がものすごく熱く、反応もない(4度の疑い)
119番通報の際は、落ち着いて症状を通信員にお伝えください。救急車が到着するまでの間も、体を冷やし続けることが大切です。
暑さをしのげる施設のご案内
市内には、暑い日にエアコンのきいた室内で涼むことができる施設があります。エアコンがないご家庭や、外出先で暑さを感じたときにご利用ください。

※利用時間や条件は変更になる場合があります。最新の情報は各施設にお問い合わせください。
関連リンク・啓発リンク
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2026年05月01日
















