令和7年度 保健だより3月号「骨粗鬆症を予防しよう」
3月1日から8日は、女性が生涯を通じて健康で充実した生活を送れるように、女性の健康に関する知識の向上や、女性の健康課題について社会的な関心と理解を深めることを目的とした啓発活動を行う一週間「女性の健康週間」です。今回は女性に多い骨粗しょう症についてのお話です。
骨粗しょう症は、骨の密度が低下してスカスカになり、脆くなって骨折しやすくなる病気です。初期には症状はありませんが、進行すると少しの衝撃で骨折するようになり、背中や腰の痛み、背中が丸くなるなどの危険性があります。骨粗しょう症は女性に圧倒的に多く、患者数は男性の約3倍、80代の女性の約半数は有病者と言われています。骨粗しょう症が女性に多い理由には、女性の方が男性に比べて最大骨量が少ないこと、閉経による女性ホルモン(エストロゲン)の減少により急激に骨密度が低下することなどがあります。
その他男女共通の原因としては栄養不足(特にカルシウムとビタミンD )や運動不足、喫煙、過度の飲酒、日照不足、病気などが挙げられます。
骨はカルシウムの貯蔵庫
骨は、体を支える以外に、カルシウムを貯蔵するという役割も担っています。体内のカルシウムの99%は骨や歯の中にあり、残りの1%は他の組織や血液中に存在します。1%というと、全体のカルシウム量からするとごくわずかですが、筋肉の収縮や神経伝達に関わるなど重要な働きをしています。
そのため、血液中のカルシウムが足りなくなると、骨からカルシウムが溶け出して補おうとします。つまりカルシウムの摂取量が少ないと、骨からカルシウムを血液へ補うため、骨の中のカルシウムが失われてしまうのです。
骨と歯と全身の関係
女性ホルモン(エストロゲン)の減少は骨密度低下と歯周病リスクをどちらも高めます。
実は骨と歯は密接に関係していて、骨密度が低下すると顎の骨も弱くなり、歯を支える力が弱まることで歯が揺れたり、抜けたりしやすくなります。また、歯周病の炎症は骨代謝に影響を与え、骨粗しょう症を更に悪化させます。つまり、骨粗しょう症と歯周病は相互に関連しあうため、一方をコントロールすることはもう一方の予防にもつながります。
歯の健康は全身の健康とも密接な関係にあります。そのため、厚生労働省と日本歯科医師会は80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動」を行い、啓蒙活動を行っています。20本以上の歯があれば、大抵の食べ物は噛みくだくことができ、食生活にほぼ満足することができると言われています。健康で長生きするためにも骨粗しょう症を予防したいですね。
骨粗しょう症予防の3原則は「食事・運動・日光浴」
●骨の材料カルシウム(牛乳・チーズ・ヨーグルト・小魚)と吸収を助けるビタミンD、K(魚、きのこ類、納豆、緑黄色野菜)を摂りましょう。
●スナック菓子やカフェイン・アルコールの過剰摂取を控えましょう。
●たばこはやめましょう。
●ウォーキングやジョギングなどの運動をしましょう。
●1日10分~15分は日光に当たりましょう。
骨粗しょう症予防は全身の健康に繋がります。
特に女性は骨密度が低下しやすいので、日ごろから予防のための行動を取ることが大切です。
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更新日:2026年03月01日
















