令和7年度 保健だより2月号「痩せ型の人にメタボは関係ない?」

 メタボという言葉は今では広く知られていると思います。メタボは「メタボリックシンドローム」の略で、内臓脂肪型肥満に高血圧・高血糖・脂質異常が組み合わさることにより、糖尿病や心臓病などになりやすい病態を指します。日本ではBMI・腹囲からみた内臓脂肪型肥満に加え、高血圧・高血糖・脂質異常の内、2つ以上に該当することが診断基準となっています。

近年増えている「痩せメタボ」

 近年、様々な研究で、痩せている人も肥満の人と同等に糖尿病リスクが高い、ということがわかってきました。それは見た目は痩せていても、食生活の乱れや運動不足により、筋肉の中に脂肪が蓄積した「脂肪筋」ができ、インスリン抵抗性が起きることが原因です。また、塩分の過剰摂取が高血圧を引き起こしたり、脂質の過剰摂取により脂質異常の状態に陥ってしまうこともあります。このように肥満でないのに高血圧・高血糖・脂質異常などメタボと同様のリスクを抱えている状態は「痩せメタボ」と呼ばれたりします。
 痩せ型でもメタボのリスクが高い人の特徴として、食事量・運動量が共に少なく筋肉量が少ない、体力がない、糖質の摂取量が少なく脂質の摂取量が多いなどが挙げられます。そのため、痩せメタボは、若年女性と閉経後の女性に特に多くみられます。若い女性の場合、糖尿病リスクは、生理不順・排卵障害・生まれてくる子どもの発育発達障害などにまで影響を及ぼす可能性があるので、早めに生活習慣の改善が必要です。
 現在のメタボの判定は腹囲に着目されているので、標準体型以下の人ではメタボのリスクはないと判断されてしまうため、検査で数値を確認することが大切です。

メタボ予防のために

・米、肉、魚、玉子、野菜、大豆製品、乳製品、キノコ、海藻、果物…普段あまり摂取していない食材を意識して取り入れバランスの良い食事を摂りましょう。
 メタボの人は特に野菜多め、痩せメタボの人は特に肉や魚多めを意識してみましょう。主食を減らしすぎている人は毎食お茶碗1杯のご飯も食べるようにしましょう。
・揚げ物やお菓子の食べすぎ、塩分の多いものの摂りすぎに注意しましょう。
・1日8000歩以上を目標に歩きましょう。
 メタボの人はウォーキングや水泳のような有酸素運動を行い脂肪を燃焼しましょう。
 痩せメタボの人は筋トレに力を入れて筋肉の維持・増進を図りましょう。
・飲酒はほどほどに、喫煙はやめましょう。
・1日6~7時間を目安にしっかりと睡眠をとりましょう。
・ストレスを溜めないよう発散の方法を持ちましょう。

食事をするおじいさん

メタボ予防のカギは食事と運動です。バランスの良い食事を摂り、日常の中で体を動かすことを習慣にしましょう。

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更新日:2026年02月01日