令和7年度 保健だより11月号「11月4日は世界糖尿病デーです」

世界糖尿病デーを知っていますか?

世界糖尿病デーとは拡大を続ける糖尿病の脅威を踏まえ、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養について啓発活動を推進するために世界保健機関(WHO)が定めた国際デーです。
糖尿病治療に飛躍的な進歩をもたらした画期的な発見に敬意を表し、インスリンを発見したカナダのハンディング博士の誕生日であるこの日が定められました。
国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。日本でも、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が中心となって、各地で著明な建造物がブルーにライトアップされ、街頭での啓発活動が実施されます。

糖尿病予防をしよう

糖尿病とはインスリンの作用が不足することで血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなった状態のことです。
初期にはほとんど症状がありませんが、高血糖が続くと血管が傷つき、失明や、腎臓病などの重篤な合併症を起こすことがあります。
2型糖尿病予防においては食事・運動・体重管理・禁煙など生活習慣の改善がカギとなります。

 

1. バランスの取れた食事
・野菜、果物、魚、豆類などを中心に、糖分や脂肪分の多い食品を控えてヘルシーな食事を心がけましょう。
・1日3回、規則的に、よく噛んで食べましょう。
・間食をするなら一番脂肪になりにくいと言われる午後の2時~4時頃に。無塩のナッツ類、高カカオチョコレート、スルメ、ゆで玉子などがおすすめです。
・寝る前に食べると脂肪として蓄えられやすくなるので夕食は寝る3時間前までに済ませましょう。
 
2. 適度な運動
・1日合計20分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)を目標に、できれば毎日、少なくとも週3日やりましょう。
・階段を使う、こまめに動くなど、日常生活のなかで少しずつでも身体を動かす機会を増やしましょう。
 
3. 体重管理
・健康的な体重を維持すること、特に内臓脂肪型肥満を避けることが糖尿病予防につながります。
 
4. 禁煙
・喫煙をするとニコチンなどタバコに含まれる成分がインスリンの分泌量を低下させたり、交感神経を刺激して血糖値を上昇させるため禁煙しましょう。
 
5. 節酒
・過度な飲酒は2型糖尿病の発症リスクを増加させます。お酒は適量にしましょう。
 
6. ストレス管理
・ストレスがたまると過食をしてしまいがちです。自分なりのリフレッシュする方法や熱中できる趣味を持つ、十分な睡眠を取るなど、なるべくストレスをためない生活を心がけましょう。
 
日々の小さな積み重ねが体を作ります。日常生活習慣を改善して健康的な未来を築きましょう。
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更新日:2025年11月01日