令和5年度保健だより3月号「女性の健康習慣」

骨活をしよう!
 3月1日~3月8日は『女性の健康習慣』です。今回は特に女性に多い病気である、骨粗鬆症について紹介します。
 骨粗鬆症とは長年の生活習慣などにより、骨がスカスカともろく、骨折しやすくなる状態です。骨粗鬆症を放置した状態で転倒すると、骨折により日常生活が不自由になる可能性が高く軽視できません。
 骨粗鬆症と聞くと高齢者がなる病気だと思っていませんか?実は、食事で必要なエネルギー量や栄養がとれていなかったり、運動不足や睡眠不足だったりすると、骨の成長が阻害され、骨密度を増やすことができず、10代であっても骨折しやすくなることもあります。
 正しく知って、今日から対策を行いましょう。
 
骨粗鬆症の予防のためのポイント
★骨に刺激を与えて骨量アップ・・・手軽にできるウォーキングがおすすめです。筋力トレーニングで足腰を鍛えるとより良い効果が期待できます。無理のない範囲で行いましょう。
★日光を浴びよう・・・日光にあたると、骨に良いとされるビタミンDが体のなかで作られやすくなります。
★バランスの良い食事を心がけよう・・・骨粗鬆症予防のためにはカルシウムの他にも、カルシウムの吸収をUPさせるビタミンD(鮭や卵に多い)やビタミンK(ほうれん草や納豆に多い)も摂りましょう。スナック菓子やインスタント食品はカルシウムの吸収を妨げるリンを多く含むため控えましょう。

 

生活上で控えたいポイント

1.無理なダイエット。栄養が不足し、必要なカルシウム摂取量が減少します。また、痩せすぎると女性ホルモンの分泌が崩れます。

2.塩分、アルコール、カフェインの過剰摂取。尿からカルシウムが排泄されます。

3.たばこ。胃腸でのカルシウムの吸収が妨げられることに加え、尿からカルシウムが排泄されます。エストロゲンの分泌が減少し、骨密度が低下します。

 

 骨粗鬆症はほとんど自覚症状がありませんが、「背中が曲がった」「腰や背中に痛みを感じる」「身長が縮んだ」という症状が思い当たる方は、骨粗鬆症検診を実施しています。対象は年度内に40歳~70歳までで5歳刻みの年齢に達する女性です。

 ご自身の骨密度がどの程度であるか把握するためにも、せひご利用ください。

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更新日:2024年03月01日