消防署のエアコンプレッサーを更新しました。(消防署消防課)
火災現場などで消防隊員が背負っている空気呼吸器(写真2)のボンベの中には、空気が圧縮して充填されております。消防隊員は、空気呼吸器の面体(マスク)を着装して、ボンベの空気を吸いながら、身体に悪影響を及ぼす有毒ガスを吸わないように消防活動を行います。
ボンベの最高充填圧力は14.7Mpa、隊員活動時間は16分程度、使用済ボンベは消防署の充填室に備えたエアコンプレッサー(以下「CP」)で職員が充填しております。
消防署では、平成8年に導入したCPが経年使用により性能低下したため、今年度、最新のCP1台(写真1)を更新し、令和2年12月15日から運用を開始いたしました。
なお、CPの動力源は電動モーターで、通常は200V交流電源で作動しますが、北海道胆振東部地震におけるブラックアウトの教訓を生かし、非常電源装置として専用発電機(エンジン式)も併せて整備し、停電時も使用可能となります。(発電機は令和3年3月頃の納品予定です。)
また、導入したCPは、今後、主流となる新規格ボンベ(最高充填圧力29.4Mpa、隊員活動時間30分程度、現状比2倍)にも、対応できる性能を有しております。
消防本部では、この度、整備したCPにより充填したボンベを、災害現場はもとより訓練等においても有効に活用し、消防署の災害対応力向上を目指して参りますので、引き続き市民の皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
消防隊員が着装した空気呼吸器(写真2)
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更新日:2020年12月27日