令和4年度食育月間

 

~6月は食育月間です~

「新しい日常に対応した食生活を」

  

2020年の晩春、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、私たちの日常生活は一変し、緊急事態宣言による外出自粛や多くのイベントの中止など、私たちの生活を取り巻く環境は目に見えて変化しました。このコロナ禍は、私たちの「健康」に目立たないながらも大きな影響を与えていることはご存知でしょうか。

新型コロナウイルス感染症が流行するまで、日本は先進国の中ではこどもの肥満が少なく、世界的に見ても優秀であるとみなされていました。しかし、コロナ禍によりこの状況は変化しました。2020年度の文部科学省による統計調査によると、ほぼすべての年齢で肥満傾向のこどもの割合が増加しました。そして肥満だけでなく、やせ傾向にあるこどもの割合も増加しました。つまり、「ふつうの体型」であるこどもが減ったのです。

 では、おとなの健康についてはどうでしょうか。外出自粛中の生活リズムの変化についてのアンケート調査によると、自粛前より夜型になった人は体重が増加し、朝方になった人は体重が減少しました。これは、外出自粛による通勤などの社会的制約が減少し、生活リズムが変化したことが要因と考えられています。

新型コロナウイルス感染症による変化は、もはや一時的なものではありません。実際に農林水産省では、収束後も以前の生活に完全に戻ることは困難だとして、2025年までの方針を定めている「第4次食育推進基本計画」の重点事項として、「新たな日常に対応した食育の推進」を掲げています。

 以前とは異なる生活様式のなかで外食をする機会が減り、自宅での食事や中食(テイクアウトやお惣菜のこと)の利用が増えている今、自身の健康のためにどのような取り組みができるでしょうか。今月は日々の「食」を振り返り、いつもより意識を向けてみる、そんな食育月間にしてみませんか。
 

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更新日:2022年06月03日