パクパク期(12~18ヵ月頃)の離乳食

食べ物の形状と固さ

形状

前半:1cm程度の角切り

後半:2cm程度のいちょう切り

固さ

肉団子(スプーンで軽くつくぶせるくらい)

食べ物のかたさは歯の生え方にあわせて

 12~18ヵ月頃の食べ物のかたさの目安は、肉団子くらいとされていますが、歯の本数がまだ少なめのお子さんは、目安を基準にすると食べにくさを感じこともあります。

 口から出してしまったり、いつまでも口に残っているという場合は、細かく切ったり、柔らかくなるまで煮たりなど、食べやすいように調理しましょう。

 たまにいつもより大きめにしたり、少しかための食べ物に挑戦するなどして、噛む練習をすることも大切です。

 きゅうりのパリパリ、きのこのクニュクニュ、フライのサクサク、お団子のもちもちなどいろいろな食感を経験させてあげることで噛む力がついていきます。

食事回数

3回

 1日3回の食事は、規則正しい生活リズムを作るためにとても重要です。特に朝食は、1日を元気で過ごすために非常に重要です。欠食することがないようきちんと食べましょう。

パクパク期(12~18ヵ月頃)で食べられる食べ物

○炭水化物のグループ
食品名 ポイント
軟飯~普通のご飯が食べられます。
うどん やわらかく茹でて、短く切ります。
そうめん
食パン 手づかみできるサイズに切って、つかみ食べの練習にも。
ロールパン
バケット 中身の白い部分のみ食べられます。
スパゲッティマカロニ スパゲッティは短く切って茹でます。
ビーフン  
中華麺  
ホットケーキミックス  

 

○野菜のグループ(食材に合わせて、柔らかく加熱したり、小さく切ったりして使います。)

食品名 ポイント
じゃがいも 緑色に変色している部分は、しっかりと取り除きましょう。
にんじん  
玉ねぎ  
キャベツ 外葉や芯は固いので、それ以外の柔らかい部分を使いましょう。
ブロッコリー  
白菜 葉の白い部分も使えます。
大根 皮の部分は固めなので、皮は厚めにむきましょう。
かぼちゃ 皮は、加熱してからの方が取りやすいです。
トマト 皮と種を取り除きましょう。
小松菜 葉も茎も使えます。
ほうれん草 えぐみがあるので電子レンジで加熱する場合は加熱後に水にさらしましょう。
かぶ  
アスパラ 柔らかく茹でましょう。穂先も皮も使えます。
さやいんげん 筋を取り除きましょう。
オクラ 産毛は塩でこすり落とします。
きゅうり  
とうもろこし  
なす  
もやし ひげ根を取り除きましょう。
ニラ 細かく刻んで使います。
春菊
切干大根 やわらかく煮て、細かく刻みましょう。
きのこ類 細かく刻んで、柔らかく煮ましょう。
わかめ やわらかく煮て、細かく刻みましょう。
ひじき
めかぶ
焼きのり  
ごぼう やわらかく煮ましょう。
れんこん

 

○たんぱく質が多いグループと豆類(加熱して、食材に合わせて食べやすく調理しましょう)
食品名 ポイント
豆腐  
高野豆腐 やわらかく煮て、小さく切りましょう。
納豆 ひきわりを選ぶか細かく刻みましょう。
油揚げ 湯をかけて油抜きします。細かく刻みましょう。
おから  
水煮大豆 薄皮をむきます。必ずつぶしたり、刻んだりしましょう。
枝豆
そら豆
グリーンピース
白身魚  
しらす干し そのまま使うと塩分が多いので、お湯に浸して塩分を抜いて使いましょう。
かつお節 出汁以外に、細かくして野菜などと和えるなど、そのままでも使えます。
生鮭を使いましょう。
ツナ ノンオイルのものを選び、しらすと同様に塩分を抜いて使いましょう。
青背魚 小骨は取り除きます。
桜えび  
全卵 しっかり加熱しましょう。
鶏ささみ  
鶏むね肉 皮も食べられます。
鶏もも肉
レバー しっかり加熱してあげましょう。
牛肉 加熱してから、小さく切りましょう。
豚肉
プレーンヨーグルト 糖分が入っていないものがおすすめです。
カッテージチーズ 加熱せずにそのまま使えます。
牛乳 しっかり加熱しましょう。少量から始めます。飲用は1歳から。
チーズ プロセスチーズやクリームチーズ、粉チーズも食べられます。

 

○調味料
食品名 ポイント
砂糖

使用量は少量にしましょう。

おとなの料理から取り分けるときは、お湯を加えるなど薄めてあげましょう。

しょうゆ
味噌
ケチャップ
みりん 使用する場合は必ずしっかり加熱してアルコールをとばしましょう。
コーンクリーム缶 粒のあるタイプはすりつぶすか細かく刻みましょう。
トマトピューレ  
ごま  
サラダ油 量が多くならないように注意しましょう。
ごま油
オリーブ油
バター

おやつの食べ方

・おやつの役割

 おやつには、食べる楽しさを味わう役割や、食事では補いきれない栄養素を補う役割があります。

・おやつの時間と量

 おやつを与えるときは、時間や量がとても重要です。おやつの量の食べ過ぎは、食事が食べられず栄養不足になったり、太りすぎたり、虫歯になったりする原因になります。

 飲み物は、虫歯予防のためにもジュースでなく水やお茶など、糖分が入っていないものがおすすめです。

 

3歳までのお子さん

回数:1日2回まで。午前と午後に1回ずつにします。

    午前10時や午後3時など食事と食事の間の時間がよいでしょう。

量:男の子は150kcal以下、女の子は90kcal以下が目安です。

例)牛乳100ml(67kcal)と卵ボーロ13g(50kcal)

   バナナ半分(43kcal)と無糖ヨーグルト50g(31kcal)

 

3歳以上のお子さん

回数:1日1回まで。午後に1回にします。午後3時など食事と食事の間の時間がよいでしょう。

量:男の子は130kcal以下、女の子は125kcal以下が目安です。(1日の食事のうちの1割以下)

例)ミニおにぎり2個(126kcal)とお茶

   りんご1/4個(36kcal)とチーズ1個(68kcal)

 

食べムラが出てきたら

 1歳を過ぎると自我がめばえることで、「あのおもちゃで遊びたい」、「この食べ物は今の気分じゃない」、「イスに座っていたくない」など食事に集中できないことがあります。

 まずは、食事に集中できる環境を整えましょう。おもちゃや絵本など遊びたい気持ちにスイッチが入ってしまいそうなものは片づけて見えないようにします。そして、大人も食事中に調味料をとりにいったりと立ち歩かないようにしましょう。

 そして、食事のはじまりとおわりの合図である食事のあいさつも大切です。飽きて食べなくなったときはきちんと「ごちそうさま」をして、食事をおわりにします。食事の時間と遊びの時間を区別していくことが大切です。

 食事で足りない栄養は、おやつで上手に補うこともポイントですが、食事の時間になったらおなかがすくような量に調節してあげましょう。

 朝ごはんを食べない原因は、夕食後の飲食にあるかもしれません。夕食後の飲食(お茶・水を除く)は消化不良を起こしやすいので、控えましょう。

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更新日:2022年10月27日