モグモグ期(7,8ヵ月頃)の離乳食

上手にゴックンできるようになったら、次は食べ物を舌と上あごでつぶして食べられるようになることが目標です。

食べ物の形状と固さ

形状

前半:粒が少し残るジャム状

後半:細かいみじん切り

固さ

絹ごし豆腐(舌と上あごでつぶせるくらい)

食事回数

2回

食べられるようになる主な食材

○炭水化物のグループ
食品名 ポイント
7倍粥~5倍粥が食べられるようになります。
うどん 柔らかく煮て、刻みましょう。
そうめん
スパゲッティ・マカロニ
食パン 耳をとって、白い部分をちぎって、粉ミルクやスープで煮込みましょう。

 

○野菜のグループ(食材に合わせてつぶしたり、刻んだりしましょう)
食品名 ポイント
じゃがいも 緑色に変色している部分は、しっかりと取り除きましょう。
にんじん  
玉ねぎ  
キャベツ 外葉や芯は固いので、それ以外の柔らかい部分を使いましょう。
ブロッコリー 食感が気になる時は、いもと混ぜたり、とろみをつけても
白菜 葉の白い部分も使えます。
大根 皮の部分は固めなので、皮は厚めにむきましょう。
かぼちゃ 皮は、加熱してからの方が取りやすいです。
トマト 皮と種を取り除きましょう。
小松菜 葉先の方が柔らかくおすすめです。
ほうれん草 えぐみがあるので電子レンジで加熱する場合は加熱後に水にさらしましょう。
かぶ  
アスパラ 穂先以外の部分を皮をむいて使います。
さやいんげん 筋を取り除きましょう。
オクラ 産毛は塩でこすり落とします。
きゅうり 皮をむいて柔らかくゆでたり、すりおろして煮たりして使いましょう。
とうもろこし つぶしたり、きざんで使います。
なす 皮をむいて水にさらし、アク抜きしましょう。

 

○たんぱく質が多いグループと豆類(加熱して、食材に合わせて食べやすく調理しましょう)
食品名 ポイント
豆腐  
高野豆腐 乾燥したまますりおろして使います。加熱しましょう。
納豆 ひきわりを選ぶか細かく刻みましょう。
水煮大豆 薄皮をむきます。必ずつぶしたり、刻んだりしましょう。
枝豆
そら豆
グリーンピース
白身魚 銀ダラなど脂の多いものは、NGです。
しらす干し そのまま使うと塩分が多いので、お湯に浸して塩分を抜いて使いましょう。
かつお節 出汁以外に、細かくして野菜などと和えるなど、そのままでも使えます。
生鮭を使いましょう。
ツナ ノンオイルのものを選び、しらすと同様に塩分を抜いて使いましょう。
卵黄 卵のスタートは、固ゆでにしたゆで卵の黄身から。
卵白 黄身に慣れたら、ゆで卵の白身を少しずつ試します。
全卵 卵黄・卵白に慣れたらはじめましょう。
鶏ささみ お肉のスタートは、ささみから。茹でて細かく刻むか、すりつぶして使います。
鶏むね肉 ささみに慣れたらスタート。皮を取り除きましょう。
プレーンヨーグルト 糖分が入っていないものがおすすめです。
カッテージチーズ 加熱せずにそのまま使えます。
牛乳 しっかり加熱しましょう。少量から始めます。飲用は1歳から。

 

○調味料
食品名 ポイント
砂糖 使用量は少量にし風味づけ程度の味付けにしましょう。
しょうゆ
味噌
みりん 使用する場合は必ずしっかり加熱してアルコールをとばしましょう。
コーンクリーム缶 粒のあるタイプはすりつぶすか細かく刻みましょう。
トマトピューレ  

 

とろみのつけかた

 新しい食材をはじめるなかで、ささみや鮭、マグロなどパサパサとした食感のものが登場します。食べにくそうなときは、とろみをつけてあげましょう。とろみをつけるには、色々な方法があるので、作りやすい方法を選んでください。

 

・片栗粉でとろみをつける

 片栗粉1:水2の割合で水溶き片栗粉を作ります。

 材料を煮立たら、いったん火を止め、水溶き片栗粉を加えよく混ぜます。

 (電子レンジの場合)

 耐熱容器に片栗粉小さじ1/2と水大さじ3を入れてよく混ぜます。※水はだし汁等でも可

 電子レンジで5~10秒加熱し、かき混ぜるを数回繰り返し、好みのとろみになったら食材にまぜます。

 

・ベビーフードでとろみをつける

 「とろみのもと」をつかうと出来上がった離乳食にふりかけてまぜるだけで、とろみがつきます。

 「ホワイトソース」もとろみづけに使えます。

 

・とろみのある食材でとろみをつける

 ヨーグルトやつぶしたじゃがいも、バナナなどとろとろとした食材をまぜるだけでもとろみがつきます。

中だるみで食べる量が減ることも

 この時期の赤ちゃんは、ひとりすわりができるようになったり、ずりばいやハイハイができるようになったりと、体を動かせる範囲が広がります。

 そのため、離乳食への興味が薄れ、食事の時間が退屈に感じて、食べてくれなくなってしまう赤ちゃんも。

 無理に食べさせても、機嫌が悪くなって逆効果なので、食べない日は無理せず、母乳やミルクをおなかいっぱい飲ませてあげましょう。

 新しい食材や新しい味付けを試してみると、また離乳食に興味がむくかもしれません。大人の料理で赤ちゃんも食べられるものであれば、味を薄めて食べさせてあげてもよいでしょう。

ベビーフードの利用について

 大人の食事に加えて、赤ちゃんの離乳食を毎日いちから作るのは大変なことです。市販のベビーフードも上手に活用しながら進めていきましょう。

ベビーフードの上手な使い方

・調理に手間のかかる食材を使いたいとき
・献立をもう1品増やしたいとき
・調味を手軽にしたいとき
・不足しがちな栄養素を補いたいとき
・献立に変化をつけたいとき
 

ベビーフードを与える際の注意点

・味見をして食材の固さや熱さを確認する
・食べ残しは与えない
 

災害のための備蓄を

 災害時などで食糧が思うように手に入らない状況では、赤ちゃん用の食事が用意しづらいことがあります。非常時持ち出し用品にもベビーフード・粉ミルク等を用意しておきましょう。
 

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部保健課

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電話番号:0153-23-6111(代表) ファックス:0153-24-8692

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更新日:2022年10月27日