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新春座談会

友好の絆をさらにつよく


 2000年の幕開けを飾る今月の 「新春号」 は、 昨年、 姉妹都市のシトカ高校に交換留学生として行かれた地元高校生に、 海外での体験を踏まえ、 今後の国際交流のあり方について語ってもらいました。


写真左から
  根室高校1年 千葉 優子さん

  根室高校2年 萬年恵理子さん


  根室高校2年 下茂 咲樹さん

  藤原 弘 根室市長

  根室高校2年 市川 美幸さん 

国際感覚を身につけ堂々と

 司会 皆さん明けましておめでとうございます。 21世紀の扉を開く記念すべき年に当たり、今日は昨年、姉妹都市であるアメリカのシトカ市の高校へ短期留学した四人の地元高校生に、その印象や今後の国際交流のあり方などについて色々お聞きしたいと思います。
まず、 根室市の国際交流の現状とこれからの展開について市長にお聞きしたいと思います。

 市長 明けましておめでとうございます。 今日は、 新しい時代21世紀への架け橋となる2000年を迎え、 時代を担う若い皆さん方といろんなお話ができることを楽しみにしていました。      
 さて、 根室の国際交流の現状とこれからの展開ですが、 皆さんご承知のとおり、 根室は古くから水産都市として発展してきましたが、 平成4年から水産物輸入のために訪れるロシア船員やビザなし交流で訪れる北方四島ロシア住民、 さらには根室国際会議に参加する世界各国から海洋科学者など多くの外国人が根室市内で見かけるようになりました。         
 このことから、 国際都市 「根室」 を今以上にアピールしていかなけばならないと思っています。  
 現在根室市は、 海外の二つの都市と姉妹都市提携を結んでいます。 一つはアメリカ合衆国アラスカ州シトカ市とそしてロシア連邦サハリン州セベロクリリスク市です。 いずれも基幹産業の漁業を通じて古くから深い関わりがあり、 提携いらい相互訪問など交流を続けています。 特にシトカ市との交流は、平成8年10月に根室高校とシトカ高校が姉妹校提携を結んでから、毎年交換留学をしています。   
 昨年は皆さん方を始め、 根室市民による親善訪問団 「イースト・ポイント・ジャズ・オーケストラ」 の皆さん方がシトカ市へ訪問され、市民にとっても 「姉妹都市シトカ」がぐっと身近なものとなり、 交流の輪が着実に広げられていることが言えると思います。       今後の姉妹都市交流については、 児童生徒・市民団体等へと交流の輪を広げながら、 着実に友好親善を重ね、 将来的には漁業や水産加工の技術交流へと発展させていきたいと思いますし、 なによりも私は、 皆さんのような若い人たちが国際感覚を身につけ堂々と世界に進出していってもらいたいと思います。 これからも国際都市にふさわしい人材を作り育てていきたいですね。

 司会 それでは、 昨年訪問したシトカ市の第一印象や生活文化の違いなど気の付いたことをお聞ききしたいと思います。

 千葉 私は、 シトカ市の人口などを聞いていましたので、 根室より小さい街かなと思っていたんですが、 意外と広くて自然が素晴らしく綺麗な街である印象を受けました。

 下茂 第一印象は寒い!。 地元の人たちは薄着なんですが、 私たちは風邪をひかないように厚着でした (笑)。 気候は寒いんですが、 街の人たちは温かい人ばかりで楽しい留学でした。        

 市川 私は、 自然を大切にする街だなという印象を受けました。 今、 地球では環境汚染などで問題がおきていますが、 シトカ市は自然や動物を守る環境が整備され、自分た ちの住んでいる街を大切にしていると思いました。     

 萬年 訪問する前にシトカ市がどの位置にあるか地図で調べたんですけど、 とても小さい島なのですごいショックでした。 でも実際訪問してみると思った以上に大きくて綺麗な街でした。      

意思疎通を図るのに大変でした

 司会 ホームスティ先はどうでしたか?。 生活習慣など日本とずいぶん違ったと思うんですが。

 下茂 私のホームスティ先は、ご夫婦共働きの家庭で毎日が忙しい感じがしました。 小さな子供が二人いて、 家の中のお手伝いをよくします。 自立心を養うのかな?。 千葉 私のところも家庭の中で家族の役割が決まっていて、 家事とかそれぞれ分担して交替でやっていました。 すごく家族の中で助けあっていると思いましたね。  

 市川 宗教の思いがすごく大きいですね。 私のホストファミリーは毎週日曜には教会で2時間くらい聖書の勉強をしたり、 食事の際にお祈りをしたりと、 いままで神にお祈りをする習慣がなかったので新鮮でした。    
    
 司会 市長も以前シトカ市を訪問されたと聞いていますが、 その時の印象はどうでしたか。
   
 市長 私がシトカ市へ訪問したのは、 今から10数年前になりますね。 海外漁業協力財団の事業でジャイアントケルプ (大きな海草)の養殖指導という事で初めてシトカ市を訪問しました。 とても海が綺麗でまた、 シェルトンジャクソン大学のキャンバスが広く緑が鮮やかでとても印象的でした。

                                                                      

 司会 ホームスティ先の家族の方とそれぞれ交流されたと思いますが、 我々一番困るのが言葉の問題ですよね、 自分の英語が通じるか、 そのへんはどのようにクリアされましたか。         

 市川 ゼスチャーとか、 リビングにホワイトボードがあるんですけども、 そこに英単語を書いて説明したりとか、 またホストファミリーは日本語の辞書を用意して、お互い意思疎通を図るのにとても大変でしたよ。

 千葉 私はホストファミリーの子供が学校で日本語を勉強していたせいか、 日本語の単語で助けてくれました。 結構コミュニケーションは取れたと思います。    

 萬年 自分の名前を漢字で書いてあげたら、 とても喜んでもらえました。日本の文化に触れる事がとても楽しいみたいでしたね。  

子供たちに自主性を求めている

 

 司会 シトカ高校の授業はどうでしたか。 授業科目を選択できると聞いていますが。     
   
 萬年 好きな授業科目を選んで受けることができました。 美術とか体育とか言葉が通じなくても影響のないもの。 もちろん数学、 英語の授業も受けましたよ (笑)。

 市川 授業を受けて感じたんですけど、 恥ずかしがらない人が多いですね。 授業での発表がみんな堂々としていました。 日本の生徒とは違うなって思いました。  
 
 市長 自己主張が上手なんですね、 恥ずかしがらずに自分の意見をはっきりと言うことが大事です。皆さん見習わないといけないですね (笑)。 そのほかに何か考え方艪フ違いなどありましたか。    

 千葉 親とか学校でも、 子供達に自主性を求めている感じがしました。 小さい子供が少し困っていても手助けせず、 ぜったい自分でやらせる。 あまり手助けした所を見たことがなかったです。    

 下茂 シトカ高校にはたくさんの国から留学生が来ていましたが、受け入れる生徒側に差別感がなく気軽に声をかけてくれて中に入りやすい環境を作ってくれました。そのおかげでたくさんのお友達ができました。
 
 市川 イジメじゃないと思うんですが、 ある男子生徒が女子生徒にボールをぶつけた光景を見たんです。 会話は理解できなかったんですが、 周辺にいた友達が中に入って止め、 注意したり反省させたりしていました。 日本の学校では勇気のいる事で、 とてもいい習慣だなと思いました。       

 司会 いいお話ですね。 日本ではテレビや新聞などで学校のイジメ問題が毎日のように報道されていますが、 弱い人を助ける優しい気芬揩ソをたくさんの人に持ってもら艪ヲると楽しい学校生活がおくれるかもしれませんね。 さて、 シトカ市に滞在中、 アラスカデーというお祭りがあったそうですが日本のお祭りと違ったように思いますがどうでしたか。

 下茂 私のホームスティ先がロシアンダンスを習っていて、 アラスカデーの始まる前からダンスの練習をしていました。 友達もパレードに出るからとダンスの練習に誘われたんですが、 踊りが難しく遠慮しました (笑)。      
 お祭りの最終日には、 車や大勢の市民がパレードに参加してとても賑やかでしたよ、 こんど行ったら是非参加したいですね。
   
 市川 私はホストファミリーの人達が、 アラスカデーの期間中いなかったので、 根室の親善訪問団(EPJO) の人達と一緒に行動させてもらいました。 町中賑やかな雰囲気なのにパレードとコンサートしか見学できなくてとても残念でした・・・・

積極的に自己アピールを

 司会 交換留学する前と後では自分自身が変わったところや訪問する前にこうすれば良かったと思うことがありましたか。
    
 萬年
 チョット関係ないんですが、 訪問する前にホストファミリーの家族構成やシトカ市の情報が早く分かるようにしてもらいたかったです。 シトカ市はいま日本ブームで日本の物がたくさんあり、こちらから用意していったお土産も、 お世話になるホストファミリーで既に持っていたと言う事がありました。 事前に分かればお土産の内容も考えたし、 手紙などを先に送って日本の情報やシトカの情報などをやりとりしたかったですね。

 市長 そうですね、 受け入れ先との連絡はかなり密にしているんですが、 遠い国 (外国) というハンディがあるのでなかなか思い通りに決まらない事があるようです。
 いずれにしても、 これから皆さんの後輩が交換留学生としてシトカ市へ行かれる時は、 出来るだけ事前に情報がお伝えできるように努めたいと思います。
   
 下茂 こちらで勉強した英語が全然通じなかった。 だからもっともっと英語を勉強しないと思いました。  

                                        

 千葉 いままでアメリカのイメージは銃とか怖いイメージしかなかったんですが、 シトカ市に実際住んでみて、 親切で心の温かい優しい人達ばかりでアメリカのイメージが変わりました。 初めての外国がシトカ市で本当に良かったと思っています。        
 
 萬年 私はロータリーの留学生として石川県の輪島から来ている大畑さんと同じホームスティ先でした。 その人から色々お話しを聞いたんですけどロータリーでは海外に1年間留学できるみたいで、私もこんどは長期で留学してみたいですね。  

 司会 市長も海外に行っていますが、 国際的感覚について一言お願いします。          

 市長 自分の考えを相手にしっかりと言う。 相手も同じ人間であるので臆する事なく、 ごく自然に自分の意見が言えるような日本人になるべきであると思います。  
 私も初めての外国では、 その国の慣習や考え方の違いなどでカルチャーショックを受けましたが、「私は日本人だ」 と自分に言い聞せ日本人らしく自然に振る舞い、自信を持てばどこの国にいっても対等にお話しができますよ。 皆さんこれから海外に行く機会があると思いますが積極的に自己アピールして下さい。

相手を理解する思いやりを持つ

 司会 最後に今回、 皆さん貴重な体験をした訳ですが、 この事をどう周囲に伝えていくか、 さらにこれからの国際交流をどう進めていったら良いか、そのあたりをお聞きしたいのですが。

 千葉 たった45日間の留学でしたが色々な経験が出来ました。今度はもっと長い期間留学し、 何倍もの経験をして、その事を後輩や范F達に伝えたいです。

 下茂 今回留学して自分の英語が通じなかった事が辛かったです。ホームスティ先の家族や友達も一生懸命に私が話すカタコトの英語を理解しようとしてくれ、 私もそれに応えようと勉強しました。お互いに心から思いやり持てば言葉は通じなくとも理解出来るんだと思いました。 これからの国際交流は相手を理解する思いやりを持てばもっと広がりが出てくると思います。  

                                            

 萬年 私も言葉が通じなくて一番悔しい思いをしました。 この経験を大事にしてもっと英語を勉強し、 将来姉妹都市の根室とシトカの何かの役に立てればなと思っています。            

 市川 これからも英語の勉強をして行きたいと思います。 自分の意思を相手に伝えれるような力をつけて、 もう一度シトカ市を訪れてホストファミリーの家族や友人達と当時の私の様子を話しあえたらいいなと思っています。   
 
 司会 今日は、 本当にありがとうございました。 皆さんの経験された事はこれからの姉妹都市そして姉妹校発展のため後輩に伝授していただきたいと思います。   
 皆さんの今後の活躍を大いに期待して終了したいと思います。


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