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 雄大な自然で学ぶ


 子どもたちにとって楽しかった夏休みの思い出もひとまず終わり二学期が始まりました。 この夏休みに根室と東京の小中学生たちが根室の大自然を舞台に様々な体験を積む 『ニムオロ』 自然教室が行われました。
 今月号では根室の自然をまるごとつかみ、 ふれあう健全な未来っ子たちが同自然教室で体験した一コマをご紹介します。


根室と東京の子供たちが交流
 『ニムオロ自然教室』 は学術的にも貴重な動植物の多い根室の自然を舞台に、 東京と根室の子どもたちが相互に交流しながら体験を通して自然を学ぶことがねらい。  市教委と市、 支庁、 首都圏で活動する自然教育研究センターが主催して昭和61年から毎年夏休みに行われています。  
 また、 主催者のほか日本野鳥の会や市地域子ども会育成協、 教育機関などでつくる実行委員会が主管、 運営し、 子どもたちをサポートしています。
 今年で16回目を迎えた同自然教室は7月31日から8月4日までの5日間、 旧別当賀小学校を拠点に開かれました。
 参加したのは小学4年生から中学生までの33人 (根室24人と東京9人) の元気いっぱいの子どもたちです。
 初日の開校式には、 一部札幌など道内を含む根室側参加者と東京からの参加者が集合。 それに東京から同行してきたリーダー9人のほか、 実行委員会や事務局、 講師陣なども参加しました。     
 最初は緊張した面持の子どもたちでしたが、 出会いのゲームですっかり打ち解けあい、 笑顔と笑い声が会場いっぱいに響いていました。
▲全員揃って記念写真、ウ〜ンまだ緊張してますね ▲ゲームでの交流。やっと笑顔がでてきました


大昔の人々の暮らしを体験「縄文土器づくり」に挑戦
 初日の午後からさっそく、 市学芸員の指導で 「縄文土器づくり」 に挑戦しました。  屋外で制作する予定でしたが、 時折小雨など降る空模様だったので急きょ体育館で実施。     
 学芸員から 「底の部分から先に作り、 紐 (ひも) 状に伸ばした粘土を一段づつ重ねるように作っていきます」 と基本的な縄文土器の作り方を教えてもらい、 それぞれ子どもたちは、 縄文人になったつもりで粘土を押したり、 揉んだり、 悪戦苦闘。  
 途中、 隣で作っている友だちの迷作品?を見て 「何これ?」 と笑う子や、 上手に器を作り上げて満足げに微笑む子など和やかな雰囲気で取り組んでいました。
 見本の縄文土器を見ながら自分の個性にあった創造豊かな作品を制作すること2時間。  それぞれとっても素敵な縄文土器が出来上がりました。
 その後、 夕方から自炊に入り、 各班のリーダーの指導のもとで料理 (ちゃんちゃん焼き) 作りに挑戦しました。     普段、 お母さんが作ってくれる料理を食べるだけの子どもたちですが、 ここでは全部自分たちで準備しなければなりません。    
 炭火をおこしたり、 調理したり食器を洗ったりと、 ちょっぴりお母さんの苦労が分かったようです。
▲仲良し3人組、土器づくりに挑戦。余裕の表情です ▲リーダーから大根の切り方を教えてもらっています。おいしい味噌汁できるかな? ▲真剣な眼差しで製作中

吉田 拓也くん
仙台市(吉成中1年))
小川 雄太くん
国立市(国立学園小5年)
武石 浩之くん
根室市(花咲港小6年)
石井 みゆきさん
根室市(啓雲中1年)

 空気がきれいで、 自然がいっぱい根室の人が羨ましい。
 今回で3回目の参加です。
 チッチャラベツでは、 釣りやドラム缶風呂が楽しかった。
 でも釣りは、 4班のグループがたくさん釣ったので僕のところでは全然釣れなかった。
 来年も参加して、 今度は一度も行ったことのないフレシマを探索したいです。

 北海道は初めてです。 少し寒かったかな。 でもワシやいろんな鳥を観察できてとても楽しかったです。
 友だちができるか心配だったんだけど、 根室の友だちがたくさんできました。一番楽しかったのはシマフクロウを見たこと。 エサを食べている姿はワシみたい。 想像と本物は違うなと思った。

 今回で2回目の参加です。
 チッチャラでの釣りが楽しかったな。 ヤマベなどたくさん釣れたよ。 またチッチャラに行きたいな。
 夜の観察会ではコウモリやフクロウなど、 見たことのない鳥を観察しました。
 東京の友だちもたくさんできたしいっぱい遊んだ。 楽しかったよ。

 初めての参加です。 家ではお母さんが食事を作ってくれるのですが、 今回自分たちで準備し、 とても大変なことが分かりました。
 また、 キャンプでは水が少なくて食器洗いや顔を洗うのにとても不便でした。 でもこのことで水の大切さが分かったので、 これからは大事に使いたいと思います。


森林歩き大変だったけど楽しかったよ「自然学習・探索」
ニムオロ自然教室二日目は、 本格的な野外生活ということで旧別当賀小学校を離れ、 チッチャラベツ (太平洋側海岸) へ車で移動。  ここでは自然学習、 探索、 キャンプ設営と野外活動の体験がありました。
 日本野鳥の会や市教委職員の講師陣が、 それぞれ4班のグループ・に分かれた子どもたちに同行し、 初田牛、 春国岱の森林へ探索に出かけました。
 森林の中に入るとそこはもう別世界です。 野鳥や昆虫、 植物の生態を講師から説明されると熱心に子どもたちは、 メモをとっていました。
 茨城県から参加した三瓶ゆかりさん (明保中1年) は 「初田牛の原生林に行ったんですが、 広葉樹の木の間隔が広く、 鳥たちが飛びやすいようになっていました。 野鳥の会の山本さんから、 『人間と自然が共存するには自然を利用し、 守ることが大切です』 と教えられました。 私はいままで単純に自然を守ろうと思っていたんですが、 守るだけでなく利用したり育てたりしてバランスをとっていけばみんな仲良く生きていけるんだなと思いました」 と人間と自然のかかわりを学んだようです。
 昼食をはさんで5時間ほど自然学習した子どもたちは、 午後3時にキャンプ設営場所のチッチャラベツへ戻ってきました。
 さっそくリーダーの指導でテント設営。 子どもたちの中に自然と役割分担ができていて、 スムーズにテントを張ることができました。
 前日の夕食づくりは慣れていなかったので時間がかかりましたが、 今日は、 かまど掘りやマキ集め、 火おこしなど手慣れたようすで短時間でできました。 屋外で食べる
ご飯は格別で賑やかな声が夜空に響いていました。
▲「あっ!野鳥が見えたよ」春国岱でバードウォッチング。


夕食のおかずに、と頑張りました。「魚釣り・地引き網体験」
三日目はグループごとに自主活動です。 雄大な太平洋の海をバックに、 近くの川で 「魚釣り体験」 をしました。
  「おや…?」 「釣れたよ!」 「やった!」 釣り竿を引くごとに子どもたちから歓声が上がります。
 アメマスなど30匹以上も釣った子やぜんぜん釣れなかった子も大はしゃぎしながら自然に触れていました。
 四日目は温根沼で 「地引き網」 を体験。
 自然教室に参加する子どもたちと会うのを楽しみにしている中谷さん (温根沼在住) は毎年、 地引き網を手伝ってくれています。
 しかし今年は、 体調を崩され急きょ息子さんがピンチヒッターとして協力してくれました。
 大漁とはいかなかったものの、引き上げた網からエビやカレイ、 カジカなどが引き揚げられました。
 また、 子どもたちはピチピチ跳ねている魚を手に持ち、 記念撮影。 楽しいひとときです。
 午後からは旧別当賀小学校へ行き野外学習のまとめです。
 大きな模造紙に森林で出会った昆虫やシマフクロウの絵を描き、 それぞれ学習してきたことをみんなで相談。 まとめに悩んでいるとグループのリーダーが助言し、 なんとか完成。 鳥、 昆虫、 植物の生態や特徴などみんなで作り上げた研究内容をグループごとに発表。 大きな拍手が送られていました。
 五日目はニムオロ自然教室の最終日。 細川実行委員長から子どもたちに修了証書が渡されました。 感想を聞くと 「もう一度参加したいな」 の声。  短い期間でしたが、 多くの発見と感動、 そして子どもたちがたくましく成長していく姿が見られた5日間でした。
▲「ヤッター」手作りの竿で釣り上げました。
▲みんなで力を合わせて「結果は?」う〜ん残念。
▲「フ〜フ〜フ〜」火を熾すのに懸命です。 ▲ニムオロ自然教室最後の夜。すっかり仲良くなりました。 ▲東京から参加したリーダーのみなさん。今回はニムオロ自然教室の卒業生(根室市出身)も参加しました。


実りある体験学習
 今回のニムオロ自然教室の野外活動では基本的な生活習慣の体得や、 お互いに協力しあうことで友情が深まり、 実りある体験学習となりました。
 また、 根室の大自然の中で生活し、 自然と共存する難しさに気づき、 そして自然の大切さを身を持って学んだことと思います。 こうした大切な事柄を参加された皆さんの心の中で育てていってほしいですね。
 今後もさらに内容の充実した自然教室にしたいと思っています。
年齢や地域を越え
 東京から9人の子どもたちを引率してきました。
 このニムオロ自然教室は、 子 どもたちが野外生活で自然とふれあい、 また、 人と人とのふれあいを通して豊かな心を育てたり自ら考え判断して行動し、 自分の持っている能力を発揮できることを目指しています。
 東京の子どもたちも地元根室の参加者との交流で、 年齢や地域を越え素敵な友だちがたくさんできたと思います。 この自然教室で得た経験を将来に生かしていってもらいたいですね。
実行委員長の細川さん  自然教育研究センターの小林さん

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