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薬草と毒草 (平成14年 7月号)


  「北海道薬草図彙」が昭和63年に再発行されましたが、原著は、工藤祐瞬、須崎忠助によって大正11年に発刊されたものです。それによれば、薬草イコール毒草と言うのが根室市内にも結構見受けられます。例えば、「スズラン」、「トクサ」、「バイケイソウ」などです。
 根室は6月中旬が「スズラン」の最盛期です。野原に行って「スズラン」を摘んできて水差しにさし、その水を飲むと中毒を起こします。「アルカロイド」によるものですが、少量なら心臓に効き、強心剤に使われたりします。しかし、「スズラン」は北半球各地にあり、「毒」よりもその可憐な花から幸福を呼ぶ花と言うイメージが強いみたいです。
 「トクサ」は、根室では比較的めずらしい植物ですが、根室以外では、普通にあります。薬草の用途は、下痢、直腸出血等に効くと言われていますが、家畜が多量に食すると死に至るとされています。また、この植物は、昔は「歯ブラシ」代用に用いられたり、「ヤスリ」としても有用でした。
 「バイケイソウ」は、根室では野外に行けば極普通にあるユリ科の植物です。効用は、殺虫剤、きょ痰等に効くとされています。ただ、この花は、ユリ科でもさほどきれいではありません。
 このように、毒草は意外と身近にもあるものですが、しかし何と言っても身近にあるのが「トリカブト」です。滋養強壮剤としても使われ、使われた人はまさに生きるか死ぬかの紙一重だったと思います。この種は、明治公園にも普通にある種で、素人の人はくれぐれも薬草として使用しないようにお願いしたいものです。
(主任学芸員 川上淳)

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