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樽太鼓の音色に
     魅せられて


ねむろ踊り保存会指導部長
坂 井 信 行 
さん
        大正町在住
平成10年7月号 



   夜霧の中から、タンタカタンタカ、タカタッタタ♪〜と樽太鼓の音色が聞こえ、やがて鐘や笛が重なり、おなじみの「霧も深いが情けも深い〜」の哀愁を帯びたメロディーが聞こえてくる。
 今回のボイス・オブ・ねむろは、7月の風物詩ともなっている根室盆おどりの樽太鼓をたたき続けて25年という坂井信行さんにお話を伺いました。
 坂井さんがバチを持ったのは、太鼓が大好きだった父親が亡くなり、現在のねむろ踊り保存会会長の赤川三郎さんと父親が友人だった縁と、少しでも供養になればとの思いがきっかけとのこと。
 「この世界、入るのは簡単だけれど、奥は深い」と語る坂井さん。
 始めた頃は、マメの上にさらにマメができ、それがまた破れて大変な苦労だったそうです。
 踊りには、2つの樽が使われ、4人のたたき手がそれぞれ向かい合い、呼吸をそろえたたきます。
「鏡と胴を打ち分けるだけのシンプルなリズムだけど、この踊りをリードするのは太鼓だからね、責任重大だよ」。
 独り立ちできるまで、7〜8年。
 一人前と呼ばれるのには、10年以上かかると言われるこの太鼓。ベテランと中堅、新人をうまく組み合わせてやぐらに登ります。
 「この保存会のメンバーは35人、小中学生もいるんだけど、ちょうど独り立ちの頃、進学や就職で根室を離れてしまうのが残念で。太鼓だけじゃなく笛や鐘、そして踊りと多くの人に参加してほしいね」と後継者の問題にも気を配ります。
 樽は、地元の酒造メーカーから譲り受けたもの。外側を水でぬらし、ひとつひとつ微妙に異なる樽の音色を長年のカンをたよりに調整します。
 「たたきはじめたら、1〜2時間はへっちゃらさ」と近づく本番に向け気分も高まります。
 明治15年から始まったとされ、永い歴史を誇るこの根室盆踊り、坂井さんを始めとする、保存会メンバーの熱い思いが今年も夜空に響きわたります。



 
【プロフィール】

 ■さかい・のぶゆき(49)
  昭和24年2月根室市生まれ。
  家族は妻と母親の3人家族。
  二人の息子は独立して札幌。
  駅前で飲食店を営む。
  趣味はモデルシップ(帆船)作り。
 
 
【インプレッション】

 話しているうちに、身振り手振りが出てきて、本当に太鼓が好きなんだなと感じさせる。「海霧の都の根室の街におらが名代の盆おどり」の歌詞がぴったり当てはまる、素敵な方でした。




 

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